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第二回《4000年の痛恨の一撃》を講評する・続き!!

講評作品名 《4000年の痛恨の一撃》

作者 鎧武者

作品URL http://ncode.syosetu.com/n6406cr/

 それでは詳しい講評行きましょう!!



 ※※※



 まず今回指摘する部分はこちらです。


 第四話 氣功より。




 前世の電子機器っぽい駆動音が鳴り、頭ん中にディスプレイが展開される。どうやら地図の様だ、しかも九州っぽいマクシズ王国の奴だ。


 地図には無数の光点があり集中すると名前が浮かぶ親切設計、自身の現在地表示機能も有るようで青い光点が南部の端っこに見える。これが古代帝国の技術力か、唯の地図と言えば容易いが凄過ぎるぞ、脳内ディスプレイが既に前世越えてる。コンタクトレンズディスプレイ考えてる奴位居たかもだけど、脳はまだまだブラックボックスてんこ盛りだ。唯の岩に見えるがこれがやったのか?俺の例の力に反応した?


 ~略~


 それに俺だって男の子だった事はある。古代都市のお宝や冒険を想像してワクワクしてたもんだ。俺が地図出ろと念じると、脳地図が俺の視界とダブルスタンダードで現れた。両方認識しても混乱しない造りになってる様だ。



 まずはここの”前世の電子機器っぽい駆動音が鳴り、頭ん中にディスプレイが展開される。どうやら地図の様だ、しかも九州っぽいマクシズ王国の奴だ。”の部分。

 実はこの話で初めて出てきた単語のはずですが、なぜ出現したのか分かりずらく説明も適当に現れています。文章があまりにも滑らかに書かれ過ぎて違和感がより浮き彫りになっているのです。この説明忘れは本当に痛手ですね。何よりもこれから先ずっとお世話になるであろうシステムを説明しないのは自己紹介の時に自分の名前を言わないのと同レベルですからね。


 そして”それに俺だって男の子だった事はある。古代都市のお宝や冒険を想像してワクワクしてたもんだ。俺が地図出ろと念じると、脳地図が俺の視界とダブルスタンダードで現れた。両方認識しても混乱しない造りになってる様だ。”の部分。

 説明自体はあるのですがここで一気に訳が分からなくなります。

 何がというとこの脳地図が脳のみではなく視界に表示されているという点ですが、もうここで設定がよりややこしくなっています。せめてどっちかにして欲しいです。

 まあ正直ここの部分はどうでもいいのですが、この今指摘した二つの部分。脳地図に比例して出現頻度が高くなる固有名詞”俺の例の力”というもの。

 この固有名詞は後々に魂力というものと分かるのですが(合ってるかどうかはこの際無しで行きます。間違っていたらごめんなさい)この魂力の説明もなんとぶっとばしているんです。

 いや使い方やらは説明があるのですが、それ自体は一体どんなものという定義が抜けている。その上似ている固有名詞である魂石というものも出ていますが、こちらにいたってはどんなものかすら分かりずらいです。

 それらの説明がきっちりと書かれていればより良い作品になりそうです。


 ちょっと講評がこんがらがって分かりずらいですが指摘したかった部分です。


 まあこの作品は固有名詞が割と多いのと”四千年の国の拳法”が使われているので非常に地の文が多くなりやすく注意散漫になりやすいのかもしれません。

 自分ではわかりきっている固有名詞の説明は本当によく書き忘れやすいです。しかしここの部分を直さない限りは作品としては致命的なポイントになり続けてしまうでしょう。


 さてと批判的な評価はここまでにして個人的な感想に移らさせて頂きます。


 えっ特に気になった小分け講評はどうしたって?


 実はこの作品、ハッキリ言って上で述べた事を除けば殆ど悪い部分がないんです。文章レベルも高く地の文も丁寧。キャラの特徴も分かりやすいので読んでいて固有名詞の重要な説明が抜けているという大きなバッドポイントを除けば凄くいい作品なんです。

 まあ良い点と悪い点が相殺しあってプラマイゼロの評価になっている感じですが……



 ※※※



 個人的な感想ですが、本当に文章でも手直しする部分はなく、非常にいいものです。でも本当に設定の書き忘れは致命的なミスです。鎧武者様はここの部分を修正しない限りは良作品にはならないでしょう。

 でも本当にいい文章力です。設定過多な気もしなくはないですが、設定過多に多い”文章のくどさ”が少ないので以下の助言を参考に頑張って欲しいです。


 ・何回も推敲、修正点を投稿前に必ず洗い出しておく。

 ・少し一話ごとの文章量を少なめにしてみる。

 ・自身の頭の(もしくはメモ)の設定をもう一度よく確認する。


 これらを参考に頑張って欲しいです。まあ頭の隅にでも留めて貰い執筆活動を頑張ってもらえると幸いです。


 それではこれをもって第二回《4000年の痛恨の一撃》を講評するを終了させて頂きます。


 この《4000年の痛恨の一撃》を自己推薦した作者である鎧武者様。

 そしてこの自称批評家が紹介された底辺なろう作家作品を評価してみた!!を見てくださった数々の暇な方々。

 本当にありがとうございました。


今回は少し荒い講評でした。もう少し時間をとれば良かったかもしれません。


次回は早ければ明日、遅ければ来週をまたぎそうです。


それでは馬耳氷菓でした。

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