23.落ちこぼれ王女と告げられた願い
「何をしている! 動けるものは一体でも多くの魔物を倒せ!」
ネスティ様の手を握り締めながら冒険者たちの戦いを見守っていた私の耳に、突然怒声が聞こえてきました。
「何を呆けている! 王国の騎士ともあろうものが冒険者に後れを取るなど言語道断! 気概を見せろ!」
「 「 「 「 「 はっ! 」 」 」 」 」
お兄様の威圧に青褪める騎士たちに声を張り上げるのは、壮年の男性。
遠くで戦っておられたのでしょう。男性は、襲い来る魔物を蹴散らしながら私たちの傍まで来ると、その瞳を見開きました。
私がいる事に驚いているのでしょう。彼は、しばらく私を見つめたあと、私とお兄様に申し訳なさそうに深く礼をし、次いでナガルに視線を向けました。
「今回は、共に戦えるのだろう?」
「貴方と戦うのでなければ、いくらでも協力しましょう」
共闘を喜ぶ壮年の男性と、何処か辟易した様子のナガル。
そして、お互い顔を見合わせ軽く頷くと、壮年の男性はお兄様に礼をし、剣を構え魔物に向かっていきました。
彼は一体誰なのでしょうか?
「相変わらずだね、彼は…」
どこか呆れた口調のお兄様はナガルに視線を向けました。
「誰なのですか?」
「近衛騎士団団長だ…」
ナガルがボソッと言いました。
団長さん? あの方が騎士団の団長さんなのですか?
私は、キーヤさんたちと引けを取らない剣技を見せる壮年の男性を見ました。
確かに、他の騎士たちとは違います。強さも、その戦い方も…でも、なんといいますか――似ているのですよね。
私はふとナガルに視線を向けました。
「言いたいことは解っている。あいつは、あのおやじは、私に負けたのを根に持って、ことあるごとに試合を持ちかけて来るただの戦闘馬鹿だ」
そう、似ている、と思ったのは、その容姿です。
壮年の男性は、短い金髪と、髪の色こそは違いますがナガルと同じ琥珀の瞳をしていたのです。顔立ちも似ています。親子、というほど年は離れていなさそうなので、父親という事ではないようですが、いったいどういう関係なのでしょうか?
気にはなりますが、今はそんなことを気にしている場合ではありませんね。
過去に何があったかは存じませんが、嫌そうに話すナガルからは嫌悪感は見当たりませんので、本気で嫌っているわけではないようです。ただ、面倒なだけ、とか?
「ところで…ねえシエラ」
「はい…?」
お兄様は、私に問いながらも、なぜかナガルに視線を向けておられます。
「…どうしてここに来たんだい?」
そう問うお兄様の声が低いです。
微妙に背筋に寒気が走るのは、なぜなのでしょうか?
ナガルは、お兄様から視線を逸らしております。けっして目を合わせようといたしません。
「そう…です。…どう…して…あなたが…ここに…いる…のです…か…?」
「えっ…?」
ふいに聞こえた声と、私の手を握り返す感触。
私は、ゆるゆるとネスティ様に視線を向けました。
「…気が付いたのか、ネスティ?」
お兄様の問いに僅かに頷き返すネスティ様は、その双眸を開けて私を見ていたのです。
その瞳に宿るのは、怒り?
ネスティ様は、冷やかな視線で――私を見ていたのです。
「それで…どうして貴女が…ここにいるのですか?」
生死の境を彷徨っておられたネスティ様は、回復魔法の力でもすべてを癒すことが出来ず、まだ苦しそうにその表情を歪めておりました。
アルフ兄さんに支えられ、何とか立ち上がったネスティ様は、まるで問い詰めるかのように私に訊いてきたのです。
「私もそれを知りたいな。本当にどうしてここに来たんだい?」
お兄様は、私ではなく、ナガルに視線を向けたまま問いました。
ナガルを責めているのでしょうか?
私をここに連れてきたことを怒っていらっしゃるのでしょうか?
お兄様とネスティ様からは、助けられたことに感謝しながらも、私がここにいる事に苛立っておられるのを感じます。
私の無事を何より願っていたお二人です、きっと心配してくれていたのでしょう…。
私の行動はその気持ちを踏みにじる行為に他なりませんもの、憤るのも理解できます。申し訳ないとも思います。
――それでも、私にだって譲れないものがありますわ。
私は覚悟を決めて、お兄様とネスティ様を見上げました。
「私が願いましたの。みんなを守りたいと、守るための力を精霊に願いましたの」
「…シエラ…それはっ!」
お兄様の顔が驚愕に彩られておりました。
そして、ネスティ様も――
「貴女は…知って…おられる…のか?」
「シエラは知っているよ、自分が精霊王の守護を受けているってね」
アルフ兄さんがネスティ様を支えるように肩に腕を回すと、意味深に微笑みました。
「シエラ? なぜ、おまえがその名で呼んでいる?!」
掴みかからんとする勢いのネスティ様は、先ほどまでの苦しさなどなかったかのような剣幕でアルフ兄さんに詰め寄っておりました。
私の…名?
アルフ兄さんが私の名を呼ぶことに、ネスティ様は、なぜ怒っていらっしゃるのでしょうか?
「シエラに許可をもらったからだよ。そうだよね、シエラ?」
わざとらしいですわよ、アルフ兄さん!
「ええ…確かに許可いたしました。寝ぼけているときに…ですけれど」
「はぁ?」
「それは詳しく聞きたいねぇ。でも、それより…」
呆れともとれる顔で呆けるネスティ様と、冷やりとする笑みを浮かべるお兄様。
お兄様は、アルフ兄さんを一瞥――アルフ兄さんはお兄様から逃れるかのように視線を外しております――すると、私に真剣な目を向けてこられました。
「シエラ…君は本当に知ってしまったのかい?」
「ええ、お兄様。お兄様は、私を巻き込む事を懸念しておられたのですよね? だから、ここに来るなとナガルに命じたのでしょう? どうしてお兄様が私に精霊の守護があったのを知っていらしたのかは存じませんが、私は、もう、守られるだけではいやなのです」
「シエラ…」
「水霧の森で魔物と戦って、幾人もの倒れゆく冒険者仲間を見て、そして…聖女として戦っておられるのがミアさんだと知って…私は、自分も力が欲しいと願ったのです!」
「…なぜ貴女が…。なぜ貴女がそんな危険を冒す!」
声を荒げたのは、ネスティ様でした。
ネスティ様は、その瞳に怒りを滲ませて私を見ておりました。
その視線に怯みそうになりながらも、私はネスティ様から目を逸らすことはしませんでした。
「私が皆を守りたいと願うのは、いけない事なのですか?」
自分で決めたことです。
たとえネスティ様でも、これだけは譲れません。
「そんなことを言っているのではない! 貴女は…ここに来るべきではなかった…! なぜわざわざ危険を冒すような真似をする! 貴女はここに来る必要などなかったのです!」
必要――ない?
私は、ネスティ様に必要とされていないのですか……?
ネスティ様の怒声に、その言葉に、なぜか胸にぽっかりと穴が開いたような気がいたしました。
助けたくて、守りたくて、力を望んで、そして――ここまで来たのに…。
私は、来てはいけなかったのですか?
私の存在は邪魔でしかないのですか?
私は、ネスティ様にとって…大切なミアさんの心を乱す存在でしか…ないのですか?
私の無事を願うあの優しい声は――嘘だったのですか…?
「ここにいる必要などない…のですか? 私は、守りたかっただけですのに…。それさえ許されないのですか? ミアさんは許されて、守られて…! 私では…駄目だというのですか!」
「シエラ、落ち着いて」
堰を切ったかのように溢れる言葉は止めようがありません!
「落ち着いておりますお兄様! ネスティ様、どうしてですか? どうして私がここに来たらいけないのです! 私がそれほど疎ましいのですか? ミアさんの心を乱すから、ミアさんの邪魔になるから、ミアさんがいるから私は必要ない…そうおっしゃるのですか! それほどまでに貴方は…ミアさんが、大切なのですか?!」
涙を堪えるように俯く私の身体を、ふわりと温かい何かが包み込みました。
「――っ!」
「貴女が疎ましいなどと思ったことはない! 貴女以上に大切な女性もいない…! 私は、ただ貴女の無事だけを願って、この戦いに身を投じていた!」
私は…ネスティ様に抱きしめられているようです……。
信じられないようなネスティ様の行動に、一瞬、頭の中が真っ白になりました…。
「貴女はここに来る必要などなかったのです。貴女さえ無事なら、私はどうなろうと構わなかったのに…どうして危険を冒してまでここに来たのです! どれだけ私を苦しめるのですか! 貴女が大切すぎて、私はおかしくなりそうですよ。お願いですから、あまり無茶な真似はしないでください、ユーフィア様」
夢を見ているのではないでしょうか――?
私を抱きしめて、私を大切な人、とネスティ様がおっしゃるなんて、きっと、夢…ですわよね?
抱きしめる腕の温もりも、語りかけて来る言葉も、まるで夢のようで、私は信じられない面持ちでネスティ様を見上げました。
そして、見たのです。
――輝くばかりの笑みを!
「…絶世の」
「美女、とおっしゃったら、いつもの視線に戻しますよ」
その言葉に私はあわてて首を横に振りました。
その挙動に、ネスティ様はふわりと柔らかい笑みを浮かべると、まるで懇願するかのように視線を合わせてきました。
「ユーフィア様、貴女は既に覚悟を決めていらっしゃるのですね? ならば、この私、ネスティ・ブレイクスにも、貴女の傍で貴女を守る権利を下さいませんか? そしてどうか、貴女の名を真名で呼ぶことを許してください」
ネスティ様の薄紫の瞳が揺れておりました。
そう告げる事を、その答えを聞くことを恐れているかのように揺れていたのです。
私はその言葉が嬉しくて、泣き顔のまま笑みを浮かべました。
「…はい。…はい、ネスティ様、もちろんですわ!」
ネスティ様は、輝くような笑みを浮かべ私を愛おしそうに見つめたあと、強く抱きしめてきました。
「必ず貴女を守ると誓いましょう、シエラ」
そっと呟かれた言葉に、その腕の温もりに、私は、ここが中心地内部であることを忘れ、ほんのひと時幸せに浸っていたのです。
「ネスティ…君、いい度胸だね」
その時、彼の腕の中で夢心地でいた私の耳に、地を這うような声が聞こえてきました。
「アレフリード…?」
「婚約者のいる前で堂々と彼女を抱きしめるなんて、本当にいい度胸をしているよ」
「選ぶのはシエラだ。私はもう引く気はない…」
ネスティ様は私を離そうとはせず、抱きしめたままアルフ兄さんを睨みつけております。
選ぶのは…私?
「…えっと…何のお話し?」
困惑気味に問う私を、お兄様がネスティ様から引きはがし、自分の腕の中へ引き寄せました。
「シエラは気にしなくていいよ。君たちも、今はそんな不毛な争いをしている場合じゃないだろう? 魔物を殲滅しなければ先は無いよ…」
私に柔らかい眼差しを向けた後、なぜか底冷えするような視線をお二人に向けております。アルフ兄さんとネスティ様は、若干後退りながら、お兄様の視線に耐えておられるようです。
お兄様…少し怖いですわよ?
私が逃げ腰なのを感じたのか、お兄様は、まるで二人に見せつけるかのように私の額に軽く口づけると、目が眩むような輝かしい笑みを向けてこられました。
――っ!
お兄様! その笑みは反則です! 私には眩しすぎます!
私は、無性に火照る頬を両手で押さえながら、動揺が収まるのを待ちました。
その様子を、苦々しい顔つきで見ていたアルフ兄さんとネスティ様に、お兄様が挑発するような眼差しを向けておられる事に、私は、気付くことがありませんでした。
「どうなさいますか、殿下?」
ナガルが周りを一瞥した後、お兄様に問いました。
「まずはミアを救い出す」
「…ミアさんはどこにいらっしゃるのですか?」
お兄様は、辺りを見渡し一点を指し示しました。
「…あれは?」
「ミアは、光の精霊王のもとにいる」
「…あれが、光の精霊王…?」
魔物を見下ろし、中心地の只中で浮いている一人の青年。
遠目ではっきりとは分かりませんが、金色の長い髪だけが闇の中で光り輝いていたのです。
――光の…精霊王?
『君はこれを抑え込むことが出来るかな? 愛しいシエラ』
脳裏に響く光の精霊王の声…
周りを見渡しても、誰も気付いておられないようです。
私は、光の精霊王に視線を戻しました。
私にだけ聞こえているのですか?
でも、言葉は同じでも声音が違います。突き放すような冷たいものではなく、まるで懇願するような切ない声音で聞こえて来るのです。
私を呼んでいるのですか…?
なぜ…?
光の精霊王は、まるで何かを乞うように、じっと私を見ているような気が致します。
貴方は、私に何を望んでいるのですか?
『私が望むのは只一つ。世界の安定…』
私の心を読んだかのように、精霊王の声が脳裏に響いてきます。
世界の安定? どういうことです? 負の魔力を溢れさせ、中心地を生み出す貴方が世界の安定を願うなどおかしいでしょう? それとも、中心地を生み出した貴方を倒せ、とでもいうのですか?
「…ねえ、シンファ。中心地を、魔物を殲滅するには光の精霊王と戦わなくてはいけないの?」
「…そんなことはないよ」
周りに聞こえないよう、極小さな声での会話。
シンファは、僅かに逡巡した後、私の問いを否定いたしました。
魔物を殲滅するには、光の精霊王を倒す必要はないという事ですか?
「それなら、どうやって魔物を殲滅するの? シンファの――風の精霊王の守護を受けたといっても、これほどの魔物を殲滅するなんて無理でしょう? ましてや、中心地に僅かな穴を開けることしか出来なかったのに、それで中心地を破壊するなんて到底無理よ」
「無理だね」
即答です。
なら、何のための精霊王の守護ですか?
魔物を倒す為なのではないのですか!?
いったい過去の聖女様方は、どのようにして魔物を殲滅していたのでしょうか?
この世界が、まだ一つの大陸だった時代。精霊王の守護を受け、魔物大量発生を食い止め、世界を分断したとされた初代聖女様は、いったいどうやって大陸を分断するほどの力を奮えたのでしょうか?
そして、その後起きた大量発生でも、時の聖女は精霊王の守護を受け魔物を殲滅していたはずです。いったい、今と何が違うのでしょうか? 聖女って…精霊王の守護を受けた者の名ではないのですか?
「ねえ、シンファ。聖女って、何?」
「それは、彼の元に到達出来たら分かるよ。すべては、かの――光の精霊王の使命だからね」
またですわ…。
光の精霊王の使命っていったいなんですの!?
シンファは固く口を閉ざし、もう私の疑問には答えてくれそうにありません。
すべてを知るには、光の精霊王の元に辿りつかなくては行けないのですね。
「シエラ、どうした?」
「なんでもありませんわ、お兄様。ミアさんを救いに行くのですよね?」
無言で光の精霊王を凝視していた私を案じて、お兄様が心配げに覗き込んできました。
「ああ…。だが、魔物を突破して彼女の元に向かうのは危険だ。シエラはここで」
「いいえお兄様、私も行きますわ…行かなければいけないのです」
「だめだシエラ! 貴女はここで待って」
「無駄だよ、ネスティ。シエラは一度言い出したら聞かないよ。意外と頑固だからね」
お兄様とネスティ様は、相変わらず私を危険な場所へと向かわせるのは反対のようで、苦虫をかみ砕いたようなお顔でアルフ兄さんの言葉に苦笑を浮かべております。
それにしても、今聞き捨てならない言葉が聞こえてきましたわよ、アルフ兄さん!
誰が頑固ですか! 私ですか? 私なんですか? それはあんまりですわよ!
「…守って下さるんですよね、アルフ兄さん?」
「もちろん。約束は違えないよ」
意趣返しのつもりで投げかけた問いかけは、アルフ兄さんの笑みでもって返されました。
なんか…負けた気分ですわ…。
「アルフ…兄さん?」
「へえ…、アルフ兄さんねぇ〜」
ネスティ様とお兄様が、妙に冷めた眼差しでアルフ兄さんを見ておられます。
お兄様たちの前でアルフ兄さんと呼ぶのは、いけなかったのでしょうか?
アルフ兄さんは、居心地の悪そうな挙動をしてお二人から顔を背けておりました。
「フィア、いいのか? 本当に危険だぞ」
「解っておりますわ、ナガル。それでもいかなければいけないのです」
「…そうか」
ナガルは、私の意をくんで頷き、お兄様に視線を向けました。
「殿下、王女殿下の守りは我らが致します。殿下たちは」
「ここで待っていろっていうのは聞かないよ、ナガル。私たちも共に行く」
「しかし…!」
「シエラを守るのは私の役目だ。それはシエラが生まれた時から決めていた事だよ」
「えっ?」
お兄様は覚悟の決めた眼差しで私を見ておられます。
それにしても、私を守るのが役目って、なぜそんなことをおっしゃるのでしょうか?
私が生まれた時に何かあったのですか?
お兄様は、私からシンファに視線を移し、訳ありげに微笑みました。
いったい、なんなのでしょか?
お兄様の言動に困惑する私の肩に、そっと手が掛けられました。
ふいに顔を向けると、ネスティ様の薄紫の瞳が目に映ります。
再度かけられた回復魔法の効力で、ネスティ様は既に殆どの傷を癒されておりました。青銀の髪に付着していた血も魔法で洗い流され、その瞳と相まって、その姿は絶世の美女の如く綺麗です! そう口に出すと睨まれそうなので言いませんが、思うだけなら良いですよね?
「貴女だけを行かせるわけがありませんでしょう。貴女を守ると誓った言を翻すつもりは毛頭ありません、私も行きますよ」
「――っ!」
な、なんてことを耳元で言うのですか!
ここに来てからのネスティ様の行動には驚かされてばかりです。
こんなに積極的な方でしたでしょうか? 凄く嬉しいのですが、心臓が持ちません!
「邪魔なんだけどなぁ…」
「お前には訊いてない!」
ボソッと呟くアルフ兄さんにネスティ様は間髪入れずに声を上げておりました。
「揉めてる二人はほっといて、殿下、とりあえず目の前の魔物を一掃しますので、さっさと光の精霊王の元に行きましょう!」
嬉々としてお兄様に言うのはルイフィス様。
お兄様は、しっかりと頷くと、周りを一瞥し高らかに宣言いたしました。
「…聖女までの道を開く! 騎士たちは我らの援護を!」
「了解しました、殿下!」
「ナガルの旦那! 後ろはまかせろ!」
「頼んだ、キーヤ!」
その瞬間、ルイフィス様の魔法が炸裂いたしました! 辺りの魔物を一掃し、光の精霊王までの道筋を作ったのです。
でもここは魔物の巣窟である中心地です。いくらでも魔物は生み出されます。
私は、騎士や冒険者たちの援護を受け、光の精霊王の元へ駆け出しました。
ありがとうございます。




