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17.落ちこぼれ王女と暗き流風の平原

「うりゃぁぁぁぁぁぁ―――!」


 ゴウマおじさんが豪快に槍を振り回し――


「ティカ、結界だ!」


「了解、キーヤ!」


 ティカお姉さんに守護の結界を張らせ魔物に突撃していくキーヤさん。


「響け火の導。我は紡ぐ、滅せよ爆炎! 続けて大技行きます! 離れてください! 盤石たる大地の楔。響け地の導。我は紡ぐ、滅せよ烈震!」


 ルイフィス様が続けざまに魔法を唱え、魔物を一気に殲滅していきます。


「フィア、精霊を!」


「分かりましたわ! シンファ!」


『任せて、シエラ』


「シエラ、下がれ!」


 アレフリード様――アルフ兄さんが私の前に立ち、守るように魔物を切り付けると、シンファが手を一振りする。すかさず突風が吹き荒れ、魔物の一角を吹き飛ばしていきます。その隙を縫う様にナガルは剣を片手に走り抜けていきました。


 私こと、ユーフィア・シエラ・リスティアは、只今魔物の大群に囲まれております!!



 

 アレフリード様とのお話の後で眠り込んでいたその間に、私が精霊の守護を受けている事を皆に知られてしまいました。そして、キーヤさんも精霊の守護を受けておられるということと、その力の事――キーヤさんは、ティカお姉さんが側にいる時に限り、遠く離れた場所を見る事が出来るのだそうです――を明かしたと聞かされました。どちらも既にみなさん気づいておられたようで、あまり驚いている様子は伺えませんでした。でも、これで堂々とシンファを使役出来ると思うと、肩の荷が下りた気分です。魔物との戦いには、大変頼りになりますもの!


 それともう一つ――


 なぜ、貴方が私をシエラと呼ぶのかが分かりませんわ、アレフリード様! 許した覚えがありませんわよ。


『君は、俺が君をシエラと呼んでもいいか?と訊いたら、ちゃんと了解の言葉をくれたよ』


 何時の話ですか、それは!?


 憤る私に皆からは何故か生暖かい視線を向けられ、ナガルからは、『あきらめろ』とため息交じりに言われてしまいました。

 それは、私が間違いなく了承したという事ですか? 何時ですか? 『君が寝ぼけているときに…』とボソッと呟いたルイフィス様は、訳知り顔でにやにやしております。ついでに、僕もシエラって呼んでいい? 良いよね? ともう、半ば強制的に権利をもぎ取っていきました。

 いったい、私の知らないうちに何が起こっていたのでしょうか? ―――頭が痛いです…。


 その腹いせ、とばかりに、私はアレフリード様をアルフ兄さんと呼んでおります。ものすご〜く嫌そうな顔をなさっておりますが、知りません。自業自得ですわよ、お兄さん。


 その後、張られた結界を解くと、驚きの展開が待ち受けていたのです!


 まるで私たちを取り囲むようにして魔物が四方八方から出現し、そのまま戦闘に突入致しました。その数、10や20ではありません! 軽く見積もっても100体以上はおられるのではないのでしょうか。それも大型の凶悪種さえ混ざっております! どこからこんなに出現したのでしょう? 昨晩ナガルたちが戻られる頃にはこんなにいなかったという事ですが、突然湧いて出たとしか思えません。


 殲滅するのは難しいと判断したナガルは、魔物の一角を崩し、そこを駆け抜けるとおっしゃいました。そして、一番魔物が手薄の場所を切り崩しているのですが、誰もが薄々感じているのだと思います。


 魔物に追いやられるかのようにして向かう先は―――流風の平原。

 奇しくも、聖女やお兄様、そして、ネスティ様がおられる場所へと向かっているのです。






 ―――実りの季節3の月、1巡の4日。


 私達が討伐を開始し既に一巡が巡りました。本来なら今頃は収穫祭の準備に追われ国中が浮かれていたはずなのです。そして、5日には収穫祭。お兄様とご一緒するお約束でしたのにそれも出来なくなりました。いえ、それ以前に収穫祭どころではありません。

 魔物大量発生、これを止めなければ、国の、大陸の存続が危ういのです。


 魔物との戦闘の間に、幾人もの死体や魔物の屍骸を見つけました。あまりの惨状に吐いた時もありました。思わず目を背けたくなる時もありました。依頼で魔物の討伐だけをしていた時とは雲泥の差です。でも、どんなに辛くても逃げ出すことだけは出来ませんでした。


『冒険者になる? お前に出来るのか? 生半可な気持ちでいると死ぬだけだぞ』、『覚悟があるなら、俺の剣に耐えきって見せろ』、『遊び気分でいるなら、さっさと家に帰れ』、出会った当初、ナガルにさんざん言われ続けた言葉です。


 自分が望んで、覚悟を決めて冒険者をしているのです。例え何が起ころうと、すべてを投げ出して逃げるなんて選択肢、私にはありません!


 途中立ち寄った村で――王国の魔術師によって結界が張られておりました。平原に向かわれた一団の後方支援の為、ここで待機しておられたようです――生き残っている冒険者たちと合流し、情報の交換や連係も取り始めています。近隣の町や村でもかなりの被害が出ているとの報告も受けました。


 ほんの一巡の事なのに、ここまで酷いとは想像も付きませんでした。甘かったのでしょう。魔物大量発生を本当に甘く考えておりました。皆の顔にも笑みがありません。私の仲間が皆無事な方が奇跡なのです。


 このまま進むのは危険だと判断したのか、一度王都へ戻るという意見も出ましたが――実際ナガルたちはそれを勧めました――あふれ出る魔物を殲滅するには、中心地を見つけるしかないのです。戻っている余裕はありません。


 それに、今も聖女様やお兄様たち、そして多くの騎士や冒険者たちが大陸中で戦っておられるのですから…。


 その後、合流した他の冒険者パーティーを仲間に加え、討伐を再開しました。






「これからどうする、ナガルの旦那?」


 魔物を倒しながらキーヤさんが問います。


「このまま進めば坑道がある。そこを抜ける」


「良いのか? その先は…」


 流風の平原、ですわよね? キーヤさん、何をそんなに気にしていらっしゃるのでしょうか? 


「進むしかないだろう?」


 ナガルが軽く背後に視線を向けます。それにつられ私も背後を振り返りました。


 ―――見ない方が良かったですわ…!


 なんですか、あの魔物の数は! また増えておりますわよ!

 わらわらと次々出現してくる魔物のあまりの多さに、恐怖より顔が引き攣って仕方がありません。キーヤさんを見ると、同じく顔を引き攣らせておりました。

 

「だな…」


 キーヤさんは私たちを背後に守るかのように後方の魔物と対峙すると、大剣を一振りしました。轟音と共に倒れゆく魔物を後目にティカお姉さんに視線を向けます。


「ティカ! お嬢ちゃん連れて走れ!」


 えっ!?


「分かったわ!」


 ティカお姉さんは、瞬時に私の手を掴むと一目散に走りだしました。


「先陣は俺が行く!」


 その私たちの横をアルフ兄さんが追い越していきます。


「援護はまかせてください、アルフ!」


「俺に当てるなよ、ルイ!」


「僕を誰だと思っているのですか? 学園一、いえ、王国一の魔術使いですよ!」


 いつの間にか隣を走っているルイフィス様は、誇らしげにそう叫んでいます。

 私達の動きと同調するように、他の冒険者たちも坑道へと向かい始めました。

 私は、前方をルイフィス様の繰り出す魔法とアルフ兄さんの剣技、後方をキーヤさん、ゴウマおじさん、ナガルに守られ程なくして坑道へとたどり着くことが出来ました。




 ところで、1つ訊いても良いですか?


 御二方、何時の間に、仲良くおなりになったのですか? アルフ、ルイ、なんて呼び合うようになって、戦う時も息ぴったりで、あまりの胡散臭さに寒気が走りましたわよ!






「さて、この先は流風の平原だが…本当に良いんだな、ナガルの旦那?」


 坑道内部に入り、入り口に結界を何重にも張り巡らせ魔物を一時的に遠ざけた私たちは、少し間身体を休める事に致しました。さすがにみなさん疲弊しておられるようで、項垂れるように座り込んでおられます。


「ここまで来たら、もう引き返せない」


 キーヤさんの念を押すような問いかけに、ナガルは諦めたかのようにそう答えました。


「ここで、聖女が魔物を殲滅するってのを待つのも一つの手だとは思うが?」


「それは止めておいた方がいいわ…」


 ゴウマおじさんの提案はティカお姉さんの一言で撤回されました。


「彼女が偽物だから、ですか?」


「そうよ、坊や。偽物には、魔物を殲滅する力はないわ」


 ルイフィス様の問いかけに、ティカお姉さんは断言するかのようにそう答えておりました。


「…あの、何のお話をなさっておられるのですか?」


 私は、聞こえて来る会話の殆どを理解してはおりませんでした。

 なぜ、流風の平原へ向かうのを躊躇うのか? なぜ、聖女が偽物と断言できるのか? 分からない事ばかりです。

 私の問いかけにナガルは少し困った顔をして見ています。訊いてはいけない事なのでしょうか? 私の右隣に座りこんでいるアルフ兄さんの表情も陰りを帯びておりました。


「フィア、おまえに話していないことがいくつかある」


「はい…」


 隠し通せないとでも思ったのか、ナガルは私の左隣に座ると、周りに聞こえないように小さな声で話し始めました。


「一つは、聖女が正しく精霊王の守護を受けていないという事…」


「精霊王の守護を受けていないのですか?」


 どういう事でしょう? 聖女は神殿が見出したと聞きましたが、間違いなのでしょうか? 


「守護は受けていないけど、光の精霊王のお力を借りられているから、それを守護と思ったのね」


 ティカお姉さんがナガルの言葉を補足するかのように答えてくれます。


「守護と、力を借りている事は違うのですか?」


「違うわよ。守護は、守護している精霊の力をすべて行使出来るわ。でも、力を借りているだけなら、精霊の力を完全に使いこなすことは出来ないのよ」


「…その事を聖女様は知っておられるのでしょうか?」


「分からないわ…。ただ、苦戦を強いられているでしょうね」


 ティカお姉さんの声音には、何処か憐みが込められておりました。


 聖女様は何も知らないのでしょうか? 自分が守護を受けていると思われて戦っておられるのでしょうか? それが自らの使命と思いながら…。


 私は、もしかしたら、と思い続けていたミアさんの事を思い浮かべました。

 ミアさんなら、きっと自ら聖女として立つのではないかと――


 この世界を自らがヒロインのゲーム世界と思っているのです。そう決めつける何かしらの根拠があるはずですもの。それが精霊王の力なら…あり得ます。異性を引き付ける力も相まって、自分がヒロインの乙女ゲーム世界と確信してしまったのではないのでしょうか? 


「でも、精霊王のお力を借りられているのでしたら、これから守護を受けられるかもしれませんわよね」


 独り言のように呟く私の言葉に、ティカお姉さんは僅かに首を左右に振りました。

 それは無い…という事なのでしょうか? 

 どうしてなのでしょう…? 


 考え込む私に、ナガルが覗き込むようにして目を合わせてきました。


「…ナガル?」

 

「それに関連してもう一つ…殿下に厳命された事がある」


「お兄様に…?」


 ナガルは、一呼吸置くとなぜか心痛な眼差しで私を見つめてきました。


「ああ…。お前を絶対に流風の平原に近付けてはならない、そう命じられた」


「私を…? どうして?」


 お兄様は、なぜ私が流風の平原へ近づくのを良しとされないのでしょう? 冒険者をしているのを知っておられるなら、むしろお力になりますのに…。――微々たるものですが…。


「聖女がミア、だからだよ」


「ミア…さん?」


 苦汁をにじませた声で言うのはアルフ兄さん。


「ああ、そうだ…」


「…そうですか」


 その声音で分かってしまいました。私は、余程皆さんに心配を掛けていたのでしょう。とくに、アルフ兄さんとルイフィス様は私とミアさんの関係を知っておられるのですから、おそらく私の心情を慮って、聖女がミアさんだということを隠しておられたのですね…。


「ミアさんが、聖女…でしたのね」

 

「あまり驚いてないみたいだが…気づいていたのか?」


 心配げに問うナガルに私は小さく頷きました。


「…お兄様とネスティ様が同行しているって聞いて、もしかしたらって…」


「…そうか」


 口ごもる私の頭をナガルはくしゃくしゃと撫で、それ以上は何も訊いては来ませんでした。ナガルはいつでもそうです。私が言いたくない事を察してくれます。それがすごく心地いいのです。ナガルに凭れるように身体を休める私の手を、アルフ兄さんが慰めるようにそっと握りました。


 アルフ兄さんの態度にはまだ少し戸惑います。私の中ではまだ幼いころのお兄ちゃんという意識が強くて、成長した彼に、どう接していいのか分からないのです。


 子供の頃のようにはいきませんわよね…。

 でも、あんまり優しくされると、もしかして、私の事好きなの? と誤解してしまいますわよ、アルフ兄さん。


 そんなことはない、と解ってはおりますけれどね…。

 私は、貴方にとって妹のようなものですもの。守ってくれるという約束も、小さいころの罪悪感から来るものでしょう? それでも私には嬉しい事ですけれど…。

 お兄ちゃんが戻ってきてくれて…、傍にいて守ってくれて、本当に嬉しいのです――


 ありがとう、の言葉の代わりに、私は軽く手を握り返すと、そっと目を閉じました。




 それにしても、と思いめぐらすのは、ミアさんが聖女という事です。


 ミアさんが聖女で、お兄様とネスティ様が同行している、それは良いのです。お二人ともミアさんをお好きなのですから、きっと伝説の英雄のように、ミアさんを命がけで守ろうとしているのかもしれません。そして、私に来るなという事は、ミアさんに心痛を与えない為なのでしょう。彼女の中では、私は未だにライバルキャラなのでしょうから…。

 

 でも、どうしても気になるのです。ミアさんは精霊の守護を受けていない――その事が頭から離れないのです。


『力を借りているだけなら、精霊の力を完全に使いこなすことは出来ないのよ』ティカお姉さんが言ったそれが真実なら、大量の魔物相手にはたして無事でいられるのでしょうか? お兄様も、ネスティ様も、そしてミアさん自身も……。

『苦戦を強いられているでしょうね』そう言った、ティカお姉さんの声が離れません。


「…怖いです」


「フィア?」


 私は身体が震えるのを止められませんでした。

 怖いのです――

 お兄様たちに…ネスティ様に何かあったらと思うと、怖くて仕方がありません。

 

「お兄様とネスティ様は大丈夫でしょうか…?」


「大丈夫だ、流風の平原には騎士団がいる」


 震える私の肩を抱きしめながら、ナガルが何度も大丈夫と言ってくれます。アルフ兄さんも手を強く握ってくれます。でも、不安が薄れる事はないのです。先ほど見た魔物の数、もしあれ以上の魔物が平原に出現していたらと思うと、どうしても悲観的に成らざるを得ないのです。


 いくら騎士団が一緒だとしても危険なのではないでしょうか…? 

 本当に大丈夫なのでしょうか?

 お兄様は…ネスティ様は…ミアさんや騎士の方々は、本当に無事なのでしょうか?


 何の力もないのが悔やまれます…。

 どうして私には力がないのでしょうか?

 精霊の守護を受け冒険者として魔物を討伐していても、シンファや皆に助けられるばかりで、ほとんど役には立っておりません。

 このまま、何も出来ずに終わるのでしょうか?

 

 いやです! それだけはいやですわ! 


 でも、このままでは、本当に役立たずなだけです…。 

 何も出来ない、何もしない、守られているだけの――落ちこぼれ姫…そのものです。


『貴女様は御自分を守護されている御方が誰なのか、近いうちに知るときが来られるでしょう』


 思い出すのは、ティカお姉さんが告げた言葉、そしてルイフィス様が呟いた――


『貴女は本物。本物の精霊…の守護を受けし者』


 精霊…?


 言葉を濁したそれが、精霊王なら――精霊王の守護を受けし者だったなら…!


 ねえ、シンファ…。あなたが本当に精霊王だったらよかったのに…。そうしたら、私が聖女として皆を守れましたのに…!


 ミアさんが羨ましい…聖女として皆を守れるミアさんが心底羨ましいです!


 羨んでもどうにもならない事だと知っております。でも、羨まずにはいられないのです。

 今もきっと戦い続けているであろうミアさんは、自らを聖女と信じ、精霊王の力を奮い続けているのでしょう。それに比べて私は――ただ、皆に守られているだけです…。


 歯がゆい思いを抱きながら、私は流風の平原へ思いを馳せました。


「お兄様、ネスティ様…みんな、どうか御無事で…」


 ――ミアさん、お願いいたします。どうか皆をお守りください…!


 無事でいてほしい…たとえ、どんなに怪我を負ってでも、命だけは無事であってほしい…!


 祈るように瞼を閉じる私は、その時、キーヤさんの顔が苦痛に歪んでいたことに気づきませんでした。


 そして、その理由を知ったのは―――






「―――なん…ですの、これは…?」


「見るな、シエラ!」


 目の前の惨劇から隠すようにアルフ兄さんが私を抱きしめます。でも、目に焼き付いたものは消せません。消すことが出来ません!


 坑道内に巣食う魔物と戦いながらなんとか坑道を抜け、流風の平原の高台に辿りついた私たちは、平原を見下ろせる場所まで来ました。そして、飛び込んできた光景に凍りついたのです。


 死屍累々と横たわる騎士の姿。魔物に食いちぎられ、見るも無残な姿に成り果てた冒険者達…。そして、今なお闊歩する魔物の大群。その数、およそ数十万――

 平原は、まるで大陸中から呼び集められたかのように、魔物で埋め尽くされていたのです。


 暗く淀んだ流風の平原を見下ろし、私たちは成すすべもなく、ただ愕然と立ち尽くしておりました。






ありがとうございました。

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