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ガルド南ダンジョン攻略⑫最下層攻略

「さて・・・ここは・・・最下層ね」

カルラは光の柱から出て、あたりを見回した。

「カルラはここに来たことがあるんですか?」

「ええ、二度来てるわ。一度目は師匠の見学で、二度目は・・近衛団で来たのよ」

カルラは慣れた手つきで食事の準備を始める。

「そうなんですね、ということはボスの正体を知っているのですか?」

マナもお米を研ぐ。

「ええ、初回はここで引き返したのよ、その後ろの方にある魔法陣ね、それで帰れるわ。二度目の近衛兵は・・・・悲惨だったわ。死人がでなかったのが幸いだけど、敗走ね」

火を起こし、鍋で米を炊く。

「そうなんですね、カルラが居ながらも敗退するようなボスとは?」

落ちているレンガで簡易な窯を作り、温める。

「キマイラよ、師匠がばらばらにしたやつ」

二人で米が炊けるのを並んで待つ。

「ヘビウサギですか・・・いつもすぐ目の前で死んでいくので強いのか弱いのかわからないんですよね」

米が炊けた。器に盛りつけチーズと香草、ベーコンを乗せ窯に放り込む。

「前も言ったけど、小隊くらいだと蹴散らされるわね。まぁ自分たちの実力を測ると思って頑張ってみましょうか。あちち」

カルラはできたてのドリアを食べながら答えた。

「おいしいですね~、やる気も出てきます」

マナとカルラはすぐに食べ終え、武器を手にする。

「じゃあ確認するわね。私はこの大剣、マナは鉄棒と刀ね?」

「はい、間違いないです」

マナはカルラの確認に目を逸らしながらそう答えた。

「二人とも軽装だから、障壁無しで攻撃を食らったら一発退場よ。当たり所が悪ければ死ぬわ」

カルラは大きな扉の前に立ちそう言い放つ。

「物騒ですね、今回はドラゴンちゃんたちにも協力してもらいましょう」

「「キュー!」」

ドラゴン達も腕を上げそれに答えた。

「じゃあ、開けるわよ・・・」

ゴゴゴゴゴゴ・・・・ドアが開く

「ん?何もいませんね?」

マナがドアの中に頭だけ突っ込みきょろきょろ見回す。

「おかしいわね、いつも真ん中にドーンと居座って、襲ってくるのだけれども・・・とりあえず進むわよ」

カルラとマナとドラゴン達が部屋の中央に進む

「ん?なんだ?誰だ?」

部屋の奥に、角としっぽの生えた人影がみえ、その人影がマナとカルラに声をかけてきた。

「え、カルラ、話が違いますよ。何か人のようなものが居ますよ」

マナが刀を正面に構える

「どういうことかしら・・?・・・・魔人ね。やばいのに出会ったわね」

カルラが冷や汗を垂らしている。

「貴様らは・・・冒険者か・・?珍しいところにいるもんだな。こんな寂れたダンジョンに来るとは・・・見ての通り私は戦う気がない。そちらの黒髪の女、剣を納めたらどうだ?」

魔人は二人にあまり興味がない様子で、奥の机に腰掛けた。

「カルラ・・・あれは相当やばいですよね・・・、勝てる気がしません」

マナはそう呟くと、刀を納めた。

「無理ね、アイスちゃんたちに手伝ってもらっても及ばないと思うわ。とりあえず言うとおりにしましょう」

カルラは魔人に向かって歩いていった。

「ふむ、貴様は・・・カルラというのだな。まぁ、知っていると思うが・・・魔王が倒されてからはその配下の魔人は解放・・・まぁ任務が解かれたのでこうやって各々の趣味や魔法の探求等いろいろしているのだよ、そちらは・・・マナか。まぁこっちにこい」

魔人はちょいちょいと片手でマナを呼によせる仕草をする。

「初めまして、マナです。あなたの名前をお伺いしても?」

マナは魔人に気圧されて直視できないでいたが、なんとか言葉を紡いだ。

「ああ、名乗っていなかったな。私はルゥと言う。ここに来たのは一年ほど前か。誰も来ないのでのんびりと魔法の研究をしていたところだよ」

ルゥと名乗った魔人は二人を見てニコッと笑った。

「ぬぬぬ・・・よく見ると美人じゃないですか・・・」

マナはカルラにぼそぼそと耳打ちをした。

「そうね、確かに顔立ちは整っているし、肌も真っ白ね・・・あの尻尾もいやらしいわ!!」

二人はヒソヒソとルゥの方を見ながら喋っていた。

「おい、お前ら聞こえているぞ・・・にしてもマナと言ったか・・・お前・・・人間か?」

ルゥがマナの方に歩いて来て全身を嘗め回すように見た。

「ええ、もちろん人間ですよ」

マナが胸を張って答える。

「ふーん・・・・・まぁいいか。で、お前らは二人は何をしにここに?」

ルゥは椅子に再度腰掛け、二人にそう尋ねる。

「私とマナはここのボスを倒して魔石を取りに来たの。居ないということはあなたが倒してたということね?」

「カルラと言ったか・・・そうだ、ダンジョンはその階層に誰かが居れば魔物が復活しないという特徴を利用させてもらっている。キマイラは私が倒したぞ・・・さて・・・・どうしたものかな」

ルゥが短剣をくるくると回し、二人をみてニヤッと笑う。

「カルラ、あちらさんもうずうずしているみたいですよ。私も我慢できません」

マナの先ほどまでと違い、ニヤニヤと笑いながら刀を抜く。

「ええ、良くってよ・・・じゃあルゥさん、悪いけどその大きな胸を貸してもらうわね」

カルラも背中の剣を抜く。

「はは、そうこなくてはな。お前らの胸は小さいが、気合は十分だな。まぁいっちょ遊んであげるから、かってくるといい。そこの世界樹の置物も使うのか?」

ルゥは背面に魔法陣を浮かび上がらせ、短剣を正面に構えた。

「「キューー!!」」

ドラゴンたちも気合が入る。

「え?喋るの??なにそれ初めてみた。あとで話を聞かせてもらおうとするか・・・さぁ・・かも~ん」

ルゥが半身でお尻を向け、尻尾でクイクイと挑発してくる。

「けっ、なめやがって・・・でけーのは乳だけだと思ったが・・・」

マナがプルプルと震え

「尻も態度もでけーのか・・・」

カルラがニタァと笑う。


「「後悔すんなよオラァアアアアアア!!」」

マナとカルラが同時に飛び掛かった。

平日ちょっとずつ書きだめていたのですが、消えてしまいました。せっかくなのでちょっと話の中身を変えてみることにしました。

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