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ガルド南ダンジョン攻略⑤4~5層攻略

「では、次の階層にいくわよ」

私とカルラは手をつなぎ、光に入りました。

「うげっ、まぶしっ!・・・ここは・・・えーと?」

転移先は宝物庫のような金ぴかの場所でした。

「また、目新しい・・・あっ!!マナ、さっきの場所でのんびりしすぎて宝箱探すの忘れてしまっているわ!!」

カルラがとても重要なことに気付きました。

「やってしまいましたね・・・・きっとあの湖の底には水属性の神話の槍とか、そういうのが入ってたはず・・・」

柱の奥から包帯巻きの怪しい人影がわらわらと出てきているようです。ドラゴンちゃんとアイスちゃんがカバンから飛び出し、トコトコとそちらに向かっていきました。

「浅い階層バチィだから・・・・多分ドゴーン入ってるの(カキーン)は食べられる貝とかかしら?(ガラガラガラ)」

奥が暗くてよく見えませんが、時折黄色い光と青い光が瞬いています。

「そうなの(ドガーン)ですねぇ、ダンジョンと言うからには伝説に(チュドーン)あるような剣とか、そういうのがあると思ったのですが・・・」

「「キュィー」」

ドラゴンちゃん達が戻ってきて、カバンに入りました。

「お疲れさまでした、アイスちゃん」

カルラがアイスちゃんの頭を撫でると喜んだ様子でキューキュー鳴いています。

「ドラゴンちゃんもお疲れですよ、見事凄惨な現場を作り出しましたね、立派ですよ」

ドラゴンちゃんの頭を撫でます。

ドラゴンちゃん達の放った氷と雷で一面は黒焦げであったり、水浸しであったり、柱が吹き飛んでいました。包帯で巻かれたナニカも黒焦げで、奥には犬のお面が転がっていました。

「あ~、たぶん・・・・D・ムーだと思うわ。それで転がっているお面の持ち主が、D・ハウンドね。このハウンド、犬のお面をかぶってるけど中身はただの大きなミイラなのよね」

カルラが犬のお面を頭に被っています。呪われないのでしょうか。

「無駄にかっこいい名前ですね、まるで未確認の大陸のようです。Dってなんでしょうか?しかしボスの方は思ったのとは違いましたね。王様とか、命の化身とかそういうのかと思いましたが・・・」

カルラが渡してきた犬のお面を私も被ってみました。

「あはは、似合ってるわよ~、ちなみにそれ虫よけにもなるのよ。ハーブの香りがするでしょ」

カルラはケラケラと笑っています。

「確かにローズマリーっぽいですね。まぁ、せっかくなので被っておきますか。黒い犬のお面か・・・ぐふふ・・・さて、いろいろ物色しましょうか」

部屋の奥できらきら光っている魔法陣を無視し、部屋の中を探し回りました。

「マナ、こっちよ。隠し扉があるみたい」

カルラが壁を蹴るとドゴォと壁が崩れました。

「カルラ、それは隠し扉と言っていいのでしょうか・・・」

カルラは脳筋です。


「ここは・・・・貯蔵庫か何かかしら?黄金の装飾が多いわねぇ・・・」

カルラが渋い顔でネックレスや腕輪を物色しています。あまり趣味ではなさそうです。

「まさしく黄金ですね、ここは王様の墓なのですよ、きっと」

私も内部を見るのは初めてですが、ふと思いつくものがありました。

「墓荒らしは良くないのです、次の階層に行きましょう」

「そうね、私の趣味じゃないし、いきましょうか」

二人で光に中に飛び込みました。



「びゃーーまぶしいーーーー!ここは・・・成る程成る程、面白いところにきましたね」

天井は低く、机の無い、床はクッションフロアの様になっています。

「毎回何なのその反応は・・・ここは何かしらね?全く見当がつかないわ。壁が低いから剣を振りにくいわね」

カルラが歩きながら柱の裏や天井などを見て回ります。

「カルラは知らないと思いますが、ここは畜生たちの住まう場所だと聞いています」

少し儚げな表情でカルラにそう教えてあげました。

「そうなの・・?こんな硬くて暗い場所で養殖されているのね・・・・可哀そうね・・・」

カルラ、人それを社畜と呼ぶのです。

「おや、来たみたいですよ、今回は数がすくな・・・!?・・早いですよカルラ!!!」

見た目腐った人間の様でしたが、動きが異常に素早い。ゾンビでした。

「ええ、ここじゃ私の剣は使えない!マナ、剣を一本こちらに!!こいつらはフォールデルベン!夜人の眷属よ!!手の爪に注意して!」

カルラに剣を投げると同時に2匹のフォールなんとかがとびかかってきました。

ガキンッ!!

「くっ、なかか力が強いですね・・・・少し本気を見せるときが来たようです・・・必殺、一文字切り!!」

一匹はうまく後ろに飛び退いて避けたようでした。もう一匹はまともに胴体に当たり、上半身が飛びました。

「甘い・・・貴様は粉々にしてくれよう・・・次元斬!」

フォーなんとかの飛んだ上半身を蹴りこみ、もう一匹に当て態勢が崩れた瞬間、切り込んでやりました。

4枚に降ろした死体を横目にカルラの方を見ると

「オラァ!!死ねや!!!」

ドガガガガガガガッ

カルラはフォーなんとか・・・ゾンビの頭に剣を投げ、突き刺すと、もう一匹の頭の毛を掴み、顔面をボッコボコにしました。

なんといういじめでしょうか・・・爪に注意なんて言ってたのは誰なのでしょうかね・・・

掴んでいた髪の毛がブチブチとちぎれ、とどめのストレートを食らったゾンビは吹き飛び絶命していました。

「カルラ、髪の毛はやめてあげてください。可哀そうに思いました・・・」

ギシ・・・ドス・・・ドス・・・

奥の椅子から、ひときわ大きなゾンビが立ち上がりました。

「ボスのお出ましね・・・さすがに素手じゃ厳しそうね」

カルラがゾンビから剣を引き抜きました。

「う~ん、課長クラスですかね・・・ネクタイが乱れています」

二人で正面に剣を構える。課長ゾンビが何かをブツブツ言いながらノソノソ歩いてきます。

「先手必勝、行くわよ。マナ」

カルラ左手から大回りに課長ゾンビの側面に入り込みます。私も右側から動きを合わせます。

先ほどのゾンビたちが弱かったのもあって、少し気合が入り損ねました。

ガキンッ!

課長ゾンビの爪が私たちの剣を止めました。

「成る程・・・少し本気を出しますか・・・死ねやオラァアアアアア!!!」

返す剣で課長の腕は切断され、課長の大きなお腹に剣をぶっ刺しました。

「マナ!刺せぇ!あれをやるぞ!!」

カルラの目が血走っています。仕方ないので私の剣も課長のお腹に刺してあげました。

「「ばああああくはあああつ!!!」」

ドゴォォン!!

課長は吹き飛びました。悲しい結末です。課長の内容物があちこちに散乱しています。

「う~ん、ばっちぃですね・・・。ああ・・・師匠が・・・」

師匠からもらった剣がハンドガードから上が吹き飛んでいました。

「師匠が死んじゃったみたいな言い方はやめなさい。私のも吹き飛んじゃったわ」

カルラの剣も同じ状態です。

「仕方ないですね。物は壊れてからそこ輝くものです。一応鞘に入れておきましょう」

カルラは私に壊れた剣を渡し、あちこち探索し始めました。

「・・・・机かしら?金属ね・・・・引き出しもあるみたい・・・む、ここ、鍵が掛かっているわ」

カルラが課長の座っていた後ろにオフィスデスクがありました。きっと部長の席なのでしょう・・・

ガタガタ・・ガンガンガン・・・・バキィ!!

カルラがイライラしているのがちょっと面白いので見ていたら、背中の剣で叩き割っていました。まさしく脳筋ですね。

「無駄に頑丈な机ね・・・小さな鍵があるわ」

質素な事務机用の鍵が落ちていました。

「これは、この机の種類の鍵ですね・・・奥の部屋に並んでいますよ。何かの嫌がらせみたいですね・・・まぁ一個ずつ当たってみましょうか」

カルラはきっと全部叩き壊せばいいと思っているに違いないです。

「そうね・・・全部叩き潰してやろうかと思ったわ。じゃあ、マナお願いね」

カルラがウィンクして部屋から去っていきました。おのれ・・・


30個くらいある机の一番最後尾に鍵の合う机がありました。

「む・・・むむ!!!カルラ、来てください!」

ここにあるまじき物がありました。

「はいは~い、何があったの?って何よこれ?あ、結構重いのね」

カルラはその鉄の塊を手に取り、ブンブン振っています。

「ちょっと貸してください。ふむ・・・これは・・銃というやつですね。こうやって引き金に手をかけて(カチッ)ここから鉄の球が発射されます。ですが、これは口が塞がれているので、モデルガンというやつですねぇ」

私はクルクルと銃を回してみせた。

「へぇ・・・まぁ使えないならゴミね、マナ、おもちゃは放っていきなさい、次に行くわよ」


カルラが後ろを向いて歩いて行ったので、こっそり懐に隠しておきました。


師匠ぉぉおおおおおお!!

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