表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/33

ガルド南ダンジョン攻略①マナは錆びた鉄の剣を手に入れた!

「まったく・・・ドラゴンちゃんは厳しいですね。でもあの魔法、まさしくファントムですね・・・」

マナが考え込んでいる。彼女が悩むときは技の名前を考えている時だ・・・

「使いようによっては、分身みたいなこともできるかもしれないね。ではもう少し慣れるまで打ち合っていこうか」

「は~い。手加減はしてくださいよ!!」

ドガガガッガッ!

マナは先ほどより半身の使い方がうまくなっていた。まるで踊っているかのように乱舞を放ち始める。

「良くなってきたね、俺も手加減はしてられないかもな・・・!」

俺とマナの攻防が数時間続き、マナはへとへとになっていた。

「もうだめですよ~~、限界です~~~」

マナは地面に突っ伏し、ドラゴンちゃんが代わりに白旗を振っていた。

「二刀流、向いてるかもしれないね。一本の時より明らかに強くなってる。障壁の展開も段々よくなってきているよ、さすが世界樹、マナのこともよくわかってみたみたいだね。」

俺はマナの傍に腰掛け、そう言った。

「う~でも魔石が足りないんですよね・・・ああいうのってどこにあるんですか?」

マナがプルプルと足を震わせがら立ち上がった。

「鍛冶屋のおっちゃんが言ってたの覚えてるかな?ダンジョンだよ。マナは冒険者登録してるけど、ダンジョンは行ったことがないのかい?」

「ダンジョンは行ったことがないですねぇ・・・専ら賞金首を狙っていましたので」

マナは首に親指をあて、こちらを見ながらクイクイしている。

「ははは・・・じゃあ、カルラも誘ってダンジョンに潜ってみようか。君達にちょうどよさそうなダンジョンがあるんだよね。いつもの町の南側にあるんだよ。人気がないからいつも空き空きなんだ、どうかな?」

マナは休憩が終わった様子でドラゴンちゃんを頭に載せなおし、こちらを見た

「へー!よゆーっしょ!!」

親指を立て蔓延の笑顔だ。ちょっとかわいいのに腹が立った。


昼食を摂り、休憩を挟み再び打ち合う。

二時間ほど経った時、マナが何かを思いついたようだ。

「ふぅ・・・・師匠、今日はこの辺にしておきませんか?カルラに会いたくなってきました」

肩で息をしながらマナはそう言った。

「おや、珍しいね。いいけど・・・・どうしたの?急に」

俺がマナにそう尋ねると

「会いたいものは仕方がないのです。野暮用なのですよ」

マナがニヤニヤしながら答える。不思議な子だ・・・・

「わかった。じゃあダンジョンの話もカルラにしておいてくれる?議長への手紙も一緒に預けるから、カルラに届けてほしい」

議長への手紙を書いた後、ダンジョンのことを考えてあらかじめもう一通書いておいたのだ。

マナに手紙を渡すと、自室に引っ込み、ガサガサと荷物をまとめ始めた。

「では師匠行ってきます。今回は1週間くらい滞在してくると思いますので!!」

マナとドラゴンちゃんがびしっと敬礼した。鞄から巻紙がいくつかはみ出ている。

「一週間か・・・じゃあ世界樹を置いて行ってくれるかな?俺もここを留守にするから、もし先に帰ってきてたら・・・そうだ、ダンジョンにカルラと二人でいくといい。それと、うちの裏にある剣をもっていくといいよ。役に立つから」

俺はそう良いマナを家の裏にある道具箱まで案内し、開けて見せた。

「ほえ~、こんなところに剣が入れてあるんですね。せっかくなんで二本借りていきますね」

マナはロングソードを二本持ち、腰に下げた。

「質は良くないけど、錆びてるしね・・・護身用には十分だと思うよ。まぁ・・・素手で十分かもしれないけどね」

マナはまじまじと剣を見つめ

「あ~、でも懐かしい感じがしますね・・・あの時は・・・・若気の至りってやつでしょうかね・・・」

マナ、それを人はクロレキシと呼ぶらしいよ。

「じゃあ、気を付けていっておいで、ヤンとエンデにもよろしくね。ダンジョンに行くならカルラのいうことをちゃんと聞くんだよ~」

俺はマナに手を振った。

「は~い、いってきま~す」

マナを見送り、マナとカルラの世界樹を手に取った。


「さてと・・・・俺は俺で仕事をしますかね」

町の方を見据え、覚悟を決めた。

ガルド南のダンジョンの攻略となります。

次回は少しだけ時間が進みます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ