続・仲良しな二人
「今日は(バコン!)、久しぶりに(ドガァ!)騒がしい(ドガガガッ)朝だな・(バチバチバチ)・・・」
俺は朝のティータイムを満喫していた。
久しぶりの再会とあってか、朝から楽し気にマナとカルラが打ち合っている。
「っしゃあああ!!!久々だからおもしれぇぜ!!!極・ディレイスラッシュ!!!」
既にボロボロになっているカルラが叫んでいる。
「ぐはははは!!貴様の実力はその程度かぁああ!!真・次元斬!!!」
マナも昨日の服がさらにボロボロになっている。
お互いに強くなってきているのだろう・・・時折斬撃の風圧がこちらまで飛んでくる。
それにしても不思議な点がある。お互いに打ち合っているのは良いのだが、頭に小さなドラゴンちゃんとアイスちゃんが振り落とされまいとしっかりと二人の髪の毛を掴んでいる。
「おかしいな・・・木刀も持っているよな・・・まぁいいか」
俺は二人のボロボロの姿を見ながらティータイムを満喫した。
「お疲れ様。朝からいい運動になったみたいだね」
ボロボロになって倒れている二人に声をかける。
「くっ・・・こいつ私を氷漬けにしようとしやがったんですよ・・・」
マナが涎を垂らしながら地面に伏している。ドラゴンちゃんもへたっとなっている。
「くっ・・・こいつ私を感電させやがったんですよ・・・」
カルラも涎を垂らしながら地面に伏している。アイスちゃんもへたっとなっている。
「見てたけど、君たち・・人それを魔法と言うんだよ」
二人は起き上がって座り、こちらを見ながらドラゴン達に魔力を注入している。
魔力注入が終わると、流暢な足取りでドラゴン達は歩き始め、少し離れたところで寝転がった。
「魔法・・ですか・・?私使ったことは無いのですが・・・あ、もしかしてアイスちゃんが勝手に使ってるあれですかね」
そうカルラがアイスちゃんに目を落とすと、アイスちゃんがエラからキラキラとした光を飛ばし、それがくっついたドラゴンちゃんのしっぽを氷漬けにした。
ブンブンとドラゴンちゃんがしっぽを振りそれを解いた。
「お、おお・・・・?どう見ても魔法だね・・・文献に書いてある通りの攻撃をしているよ・・・成る程・・・もしかしてドラゴンちゃんは電撃を?」
マナがドラゴンちゃんの方を見ると、ドラゴンちゃんの目がピカッと光り、アイスちゃんの前足をバチィッと焦がした。
アイスちゃんは氷でその部分を囲い、すぐに治していた。
「お・・・おお・・・そか、グランドドラゴンは食べた魔石の効果を自爆するときや光線として出すんだな・・・成る程・・・」
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師匠が家に引っ込み、何かを書き始めたので、ここからはマナが起きてから今までの説明をいたしましょう!!
時は今日の朝に遡ります・・・・
「むぅぅ・・・・アイスちゃん・・・・離れたくないよぅ・・・」
ふん、カルラはあまり早起きではないようです。小さいベッドに二人で寝ているので寝苦しいったらありゃしません。
しかもアイスちゃんを抱きながら何か言ってます。綺麗な顔なのでむかつきます。ほっぺたをつねってやります。
「むぐ・・いたぁい・・・ああ・・・おはようマナ」
カルラが目をこすりながら起きてきました。
「カルラはあまり早起きではないのですね!私なんか五分前に起きましたよ」
早起きは素晴らしいことなのです。
「・・・ドラゴンちゃん木刀に戻るのぉ嫌よぉ・・・なんて言いながら寝てたのは誰かしら」
眠たそうな顔でカルラがそう言います。身に覚えはありません!
「そんなこと知りませんね。おや?カルラ、それは何ですか?アイスちゃんを枝にしたのですか?」
ベッドの上に小さな枝が二つ転がっていたのです。
「そんなことはないわ、アイスちゃんはここに居るもの」
ひょこっと胸元からアイスちゃんが顔を出しました、かわいいです。
「そういえばドラゴンちゃんもここにいるし・・・あれ?何か両方ともちっさくなってません?」
ドラゴン達が二回りほど小さくなっていたのです。びっくりです。
「むむむむ・・・・よくわかりませんが、この小枝は・・・つまり世界樹の枝?片方は魔力が通りませんね。バッタものですかね」
両方の小枝を持ち魔力を加えてみましたが、片方にしか魔力が通じませんでした。
「何かしらね・・・もしかして・・・魔力の通じなかった方を私に頂戴」
カルラが何かを思いついたようなので、渡しました。
私よりちょっと賢いと思うのでこういうことは任せるに限るのです。
「やっぱりそう・・・私の魔力には反応するわ。ほら、木刀にもなる」
カルラがそう言いながら木刀をヒュンヒュン振り回しました。昨日裂けた胸元から白い肌がチラチラ見えてエロさ抜群です。
「むむ・・・・確かにチラリズムは悪くないですね」
思わずにやけてしまいました。
「どこを見てんのよあんたは・・・ということは、ドラゴン達が産んだ?分裂した?のかもしれないわね」
カルラの話を聞いてやっているうちに、ドラゴンちゃん達がいつのまにか外に出て行ってしまったようです。
「ふーん・・・あ、ドラゴンちゃんたちが外で待ってるってさ。カルラ、行こう」
急にドラゴンちゃん達が呼んでいる気がしました。
「あら・・・ドラゴン達が何かしているわね」
完全自立モードに入った二匹が向かい合っていたのです。喧嘩をしているわけではありません。草でも食べているのでしょうか?・・・違うと言われた気がします。
「なんでしょうね、見ていろって言ってる気がします」
二人で少し観察していると、アイスちゃんがキラキラと光を出し、周りの草を凍らせました。
「へぇ・・アイスちゃんこんなこともできるんだね」
アイスちゃんがこちらを向いてドヤっています。かわいいです。
それを見ていたドラゴンちゃんがパリパリと音を立て、足元の草を焦がしました。すごいです。
「おお、ドラゴンちゃんもすごいですよ!!アイスちゃんなんかよりも攻撃的です!」
私はドラゴンちゃんを頭に乗せ、カルラたちを見下ろしてやりました。
「ああん!!!てめぇ!!うちの子を馬鹿にしやがったな!!!!」
カルラは喧嘩っ早いので困ります。久々に相手をしてやろうと思います。
「はははは!!!かかってこいや雑魚があああああ!!!!」
少し気合が入りました。
「「どるぁあああああああ!!」」
以上、朝起きてから今までのマナの回想でした!!
この世界では魔法使いはとても貴重です。
これからの旅先で何人も出会うことになりますが、玉が与えようとした初級魔法止まりの人が9割以上を占めます。




