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1942–43年:アメリカ参戦 ― “第二のルシタニア号事件”

背景:欧州封鎖と独ソ海上戦の激化

• 1941年、独ソによるポーランド分割を経て欧州大戦が勃発。

• 英仏が抗戦するも、1942年初頭にフランスが陥落。

• 大西洋は完全に**ドイツ・ソ連潜水艦(Uボート)による「赤い封鎖線」**となる。

• アメリカは依然として「中立」を宣言しつつ、イギリス・日本・中華民国に武器援助を

続行。

→ つまり、アメリカは公には中立だが、実質的に「反共陣営の兵站基地」と化してい

た。

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事件の発端:「セント・ルイス号事件」(1942年11月)

• 米国船籍の旅客船 SS Saint Louis(サン・ルイス号)がニューヨークを出港。

• 表向きは避難民輸送船だが、実際にはイギリスへの医療物資・弾薬を密輸していた。

• アゾレス沖を航行中、ドイツ潜水艦U-104により魚雷攻撃を受け沈没。

乗客・乗員1,800名のうち1,200名が死亡。

多くが民間人・女性・子供であり、映像が報道されて米国内に衝撃が走る。

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世論の変化:「赤い侵略者に対する十字軍」

• ルーズベルト大統領(史実では亡くなっているが、この世界では存命と仮定)が演説。

“欧州とアジアの自由を守るため、我々は再び立ち上がらねばならない”

“ヒトラーが死んでも、独裁と恐怖は生きている。それがスターリンとともに歩むなら、

なお悪い”

• 米国内の孤立主義は急速に崩壊。

• 共和・民主両党が超党派で「反共防衛法」を可決。

• 1943年1月、議会が**「連合国支援決議」**を採択し、実質的な戦争状態に突入。

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1943年春:アメリカ本格参戦

月 主な出来事

1月 「セント・ルイス号事件」調査報告書公表。ドイツが攻撃を認めず、米独関係断絶。

2月 アメリカ海軍が大西洋護送船団に武装護衛艦を投入。英艦隊と合同作戦を開始。

3月 ワシントンで「連合国共同司令部」設置。日本代表も参加(名目上は“東亜防衛同

盟”)。

4月 米議会が宣戦布告を承認。アメリカはドイツおよびソ連に対し「交戦状態」を宣言。

5月 「大西洋の戦い」が本格化。米英連合艦隊がUボート撃沈に成功。

6月 米軍が初の遠征軍をアイスランド・イギリスへ派遣。欧州反攻の準備開始。

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1943年夏:アメリカ極東戦線への参加

• ソ連が朝鮮に侵攻し、日本が釜山で籠城中。

• 米国は東アジアを「反共の最前線」と認識し、

→ 日本への大規模レンドリース支援を承認。

• アメリカ第5艦隊が日本海防衛に参戦、連合国旗のもとで行動。

• 空母「エンタープライズ」「サラトガ」などが日本海に出撃し、

ウラジオストク港を爆撃(史上初の米軍によるソ連領空攻撃)。

これにより、米国は完全に戦争当事国となり、

**英・米・日・中華民国による新連合体制(太平洋条約機構の前身)**が成立する。

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国際政治的帰結

要素 内容

外交上の転換 米国が「孤立主義」から「世界防衛のリーダー」へ転換。

同盟関係 英・米・日・中が公式に軍事同盟を結ぶ(1943年8月、ワシントン協定)。

宣伝戦 ドイツ・ソ連・中共を「全体主義の連合」と定義。世界世論が反共陣営へ傾く。

軍事生産 米国の産業力が動員され、連合国全体の物資供給を一手に担う。

世界構造 以降の戦争が「自由主義 vs 共産主義」の第一次全面戦争へと明確化。

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この「セント・ルイス号事件」は史実のルシタニア号+真珠湾攻撃の役割を兼ねる

――つまり、「米国民の怒りと正義感を一気に戦争へ導くトリガー」です。

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