鳥と檻
ロバートの十七年の人生は、柔らかい灰色でできていた。
その灰色は、教室の窓の外、南方の小さな町のいつまでも晴れない湿った曇り空のようだった。黒板消しが振るわれた後、陽光の柱の中に漂い、ゆっくりと沈んでいくチョークの粉のようだった。そしてもっと彼の心の奥底にある、音もなくすべての音を飲み込む濃い霧のようだった。
彼は教室の窓際の席に座っていた。これはまる一学期にわたる「透明人間」ぶりで手に入れた特権だった。物理教師の声は、とても遠くから聞こえてくるようだった。力と加速度に関する公式が黒板に蜿蜿と書き連ねられ、それはまるで、とっくに失われた、彼とは無縁の呪文のよう。ペン先は開かれたノートの上を無意識に動き、いくつかの壊れた、無意味な線を残していく。
彼の視線は、錆びた窓枠を越えて、空へと向かった。
そこには鳥が飛び交っていた。一羽ではなく、群れで、ほとんど放肆と言えるほどの自由な姿で、その限られた灰色の天蓋を切るように飛んでいた。彼らの翼がひとたび羽ばたくたびに、それは彼の心の淀んだ湖水面に、かすかな波紋を立てるかのようだった。
「あの鳥たちのようになれたら、どんなにいいだろう」
その考えは色あせて無力で、少し自嘲さえ込められていた。彼は「いい」ところがどこにあるのかさえわからなかった。ただ、今この瞬間、この冷たい椅子に固定され、思考を規定され、未来を規劃され、一分一秒が無限ループの迷路の中で、少しも目新しさのない歩みをしているように感じるだけだった。
未来とは何か?
彼にはわからなかった。教師や両親は、大学、良い仕事、結婚、出産だと言う。それらの言葉は、包装は精美だが中身の空っぽな箱のようで、揺すってみても何の響きも聞こえない。彼には特にやりたいことも、どうしても叶えたい夢もなかった。彼の世界は、掃除をしすぎて何もない部屋のようで、何もないがゆえに、何かにぶつかる可能性すら失っていた。
チャイムが鳴り、また鳴った。人の群れは潮のように彼のそばを通り過ぎ、喧騒は厚いガラス越しのように聞こえた。彼は人流に身を任せ、流れに運ばれる小石のように、沈黙し、受動的だった。
家に帰ると、食卓で母が慣例の質問をした。「今日、学校はどうだった?」
彼は慣例の返事をした。「まあまあ」
会話は、糸の切れた凧のように、ぽつりと途切れた。
彼は自分の部屋に戻り、ドアを閉めた瞬間、世界はついに完全に静かになった。あの慣れ親しんだ、巨大な虚無感が再び彼を包んだ。苦痛でも悲しみでもない、ただ徹底的で、人を倦怠させる「無意味」だった。彼の存在のすべての重みは、ひどく軽く、どんなものの上にも痕跡を残せないかのようだった。
彼はベッドに倒れ込むと、蒼白い天井を見つめた。
彼は思った。おそらく彼の人生は、このように、あらかじめ設定されたプログラムのように、安定して、正確に、少しの意外もなく、電力が尽きるまで動き続けるのだろう。
息が詰まるほどに安定して。
彼は目を閉じた。
意識の最後の一片の中で、彼は再びあの鳥の群れを見た気がした。今度は、彼らはただ通り過ぎるのではなく、灰色の天幕へと、力の限り突進していった。
そして、続くのは静寂だった。
音がない静寂ではなく、一種の…万籟寂としての轟音だった。
彼は自分が落ちているように、あるいは浮かんでいるように感じた。すべての重み、すべての束縛、あの過剰にきれいな部屋、あの息苦しい教室、「ロバート」という名の躯…すべてがこの瞬間、ある無形の力によって、優しく、しかし抗いがたく拭い去られた。
意識を完全に失う直前、これまでにない、鮮明な感覚が彼を襲った―
恐怖ではない。
それは…解放だった。




