EP 2:希望を消滅させるもの
現世とはかけ離れし、深き闇夜の世界_____
そこには、もう1つの種族が存在した。
異世界より来訪せし、絶望を齎す者たちである。
彼らと終刻の者達は、当初は敵対していた。
しかし、互いの長が戦いを避けるように言い、互いの衝突は深刻なものにはならなかった。
彼らの強さは、それこそ希望を根本から無くすほどのものだった。
彼らは自らを「ゼロホープ」と呼称した。
終刻の民達から現世への攻撃の事を聞くと、彼らはすぐに了承した。
終刻、そしてゼロホープ達は、共に現世を攻撃する為、兵器に着目した。
そこで彼らは、兵器アンドロイドの開発を始めた。
しかし、戦闘能力を重視した場合、エネルギーである魔力が枯渇してしまう。
また、装甲そのものが想定よりも脆かったりと、彼らの兵器アンドロイド開発は難航した。
だがしかし、ここで終刻達は、あることに気づく。
異世界と現世の力を模倣し、それを基に組み上げれば兵器アンドロイドは完成するのではないか?
その方法により、これまでの努力を結集させ、兵器アンドロイド「ゼロホープマキナ」が完成した。
現世への攻撃準備が完了した終刻・ゼロホープ達だが、一部の者達はこの世界に残る。
それは、万が一ここへ襲撃してくる愚か者たちを迎え撃つ為である。
そして翌日______
終刻、そしてゼロホープ達は、現世へと侵攻を始める。
しかし、彼らがそこで降り立った世界は_____
とても暗い、常闇の中の世界だった____
実際文字にすると実装しずらいね