EP 1:終刻を齎すもの
現世とはかけ離れし、深き闇夜の世界_____
その世界には、様々な種族が存在した。
悪魔、戦士、竜、獣人、機械、堕天使_____
どれも、闇の力を扱い、現世に絶望を齎さんとする存在だった。
中には、現世で確認した力を模倣し、自らの姿を変貌させた存在もいた。
彼らを敵視する者たちは、皆彼らをこう呼んだ。
この世に終極を刻むもの達・・・
「終刻」と。
ある時、当時の帝王だった「ダウロード」は、民達にこう告げた。
「私はこの世界、そして現世を超え、更なる存在への昇華を目指す」
「そこで、私がこの世界の新たなる統血者を決めさせてもらった」
皆が、誰だ誰だと騒ぎ立てる。
「私は、魔神ヴェードを選ぶ」
その言葉を聞いた民達は、酷く反対した。
何故なら、魔神ヴェードはこれまで、ありとあらゆる破壊をし尽くしてきたからである。
しかし、次の言葉で、民達は静まり返る。
「その理由は、我々がこれから現世を支配するからである!」
魔神ヴェードは1度、現世の存在から封じられていたのである。
その為、経験のあるであろう魔神ヴェードと共に現世を攻撃するというのは、民達には願ってもない話だったのだ。
しかし中には、それでも信用できないもの達が存在する。
そこで、魔神ヴェードは言葉を解き放った。
「口先だけの連中に用はない、物怖じする奴らなんぞ、何も出来ないクズだからな」
その言葉に、様々な存在が反応する。
それをきっかけに、終刻の存在達は現世を攻撃する準備を始めるのだった_____
書くの難しいね。