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詩集

言の葉を紡ぐ心の木

作者: ぷらうまん


もどかしいほどに言の葉が茂る

口の端から指の先から零れ落ち

会話の花は咲かずに朽ち果てる



茂った言の葉は枯れ落ちて腐る

周りには意味も価値もない塵芥

空っぽな言い訳の種だけは残る



心が淋しいほどに言の葉は茂る

温かい光と優しい雨がほしいと

想いを仮想の空に張り巡らせる



仮想の空を覆う言の葉が刺さる

五感を通じて脳幹までえぐる刺

電子の光を避けて心へ立ち戻る



言の葉を遡って幹の傷をなでる

重ねた歳は青春を越えて朱夏へ

刻んだ年輪が喜怒哀楽を物語る



積もる言の葉の下で根が伸びる

立ち上る朱色の熱を迎え入れて

伝えたいと心の木が叫んでいる



心底の叫びで言の葉を震わせる

夏空の下で一心に花実を咲かせ

幾千の想いが一つの願いとなる


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― 新着の感想 ―
[良い点] 企画より拝読いたしました。 完成度の高い素敵な詩ですね。 言の葉と書くとやっぱり詩的なイメージが溢れてきます。
[一言] 一行目から、「あうぅ〰〰っ!」と唸りました。 そして三行目、「分かるぅ~っ!!」と。 もうね、想いが溢れちゃうときってありますよね。でも上手く伝えられなかったり、あるいは話上手の人の意見に押…
[良い点] うーん、美しい詩ですね!(///∇///) なろうの世界はまさにこんな感じですよね!(*´ω`*) [気になる点] ええ~っ!? こんな素敵な詩が、私のに触発されて!? もしそうだとしたら…
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