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@8

「も・・・もう、やめましょう・・・。ね・・・?」


「だ、だめ・・・ここでやめたら、私の負けじゃないの・・・。」


「もういい。もう、わかったから・・・。」


「おあいこってことで、いいよね?また今度、やろうよ・・・僕、もう止めない・・・。」


「「「「・・・はぁぁぁ。」」」」


「もう遅いから帰ったらどうですか?」


「おう。そうするかな。じゃあな・・・。」


「ばいばい」


「お風呂入りなさいよ。」


なんか不思議な連中だったなぁ。たまにはああいうのも・・・。



ん?



あれ、これって・・・どうやって帰るの?


「どうしたの?忘れ物?」


「俺って・・・どうやって帰ればいいんですか?」


「・・・・・・・・・・・え、まじ?!?!?!?!?!それマジだったの?!?!」


「いや俺は最初っから本気で言ってた」


「だったらさぁ。私んとこ、泊まる?」


「・・・ふぁ?」


「あぁ、それだったらいいんじゃないですか?こうなったのもある意味カイラのせいですし」


「フーナの言うことに一理あるよ。」


「ちょ、地味に責めないでよ、反省してるって。」


「いや、あの、え?」


さすがにそれは抵抗ある。いや、だって、ほら・・・察して。みんな。


「はい。鍵」

,

「鍵?」


合鍵?え、そんな仲?


「あぁ、私アパートやってるの。」


「あぁ!」


かみ合いました。


「シア、案内お願い。203。202でしょ?」


「はーい。おやすみ、カイラ。」


「おやすみ。シア、フーナ、叶斗。」


「うん」


「おやすみ」


そういってカイラの部屋の扉を閉めた。


階段を上がり、フーナは右へ、俺らは左に行った。


「叶斗はこの奥の部屋。突き当たりだからすぐわかるよ。」


「ありがとう。おやすみ」


「おやすみ」


鍵を開ける。


念願の一人暮らしがこんな形で始まるとは思わなかった。

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