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VRMMOの安全性についての考察

他の所でもちょっと書いたけれど、VRMMOの根本的な危険性についての考察

 VRMMOというのはその設定上極めて危険な代物である。

 具体的には、ゲームから与えられる5感がリアルの5感より優先される。つまりリアルの5感が消えてしまうということで、これは大問題なのだ。

 例えばゲームをやっている最中に容態が悪化したとする。VRMMOしていなければ即救急車を呼ぶほどの痛みでも、ゲーム中だと、VRMMOからログアウトしない限りそれに気づかない。

 痛みが始まってからログアウトするまでの時間差が生命に関わるという状況は充分に考えられるだろう。

 余談だが、何されようが気づかないので、18禁小説書きはSAOヒロインがゲーム内でキリト君とデートしている間にリアルでレイプされてるとか書いてもいいんじゃないかな。

 誰か書いてるとは思うが、SAOのハード考えるに充分成立するネタではある。


 閑話休題。そのレベルで無防備になるので、VRMMOのハードには極めて高度な医学的監視装置が装備されていると考えられる。

 奈須きのこ氏の小説に、痛みを感じない女の子が登場していたが、毎日病院で検査受けている設定だった。

 痛みを感じないというのはそのぐらい危険なことなので、そこをフォローするために万全の医学的ケアが必要になる。

 リアルタイムでの健康管理。これはVRMMOにおける最低限の安全装置で、前の与太でVRMMOがハード面より医学面の方がきつい。と書いたのはこれが理由である。


 まあ小説的には

「あ、トイレに行くように言われたんでちょっと抜けるわー」

 とかそんなもんであろうが。


 VRMMOを悪用する気なら、医学的部分が弱いVRMMOのシステム使って事務仕事すれば、ログアウトするまで元気いっぱい!で働けるのでワタミの会長が喜ぶとか。ログアウトした瞬間にぶっ倒れると思うが死んだら死んだで替えはいるさーというノリ。

 VRMMOでブラック企業ネタやっても誰得という気がするが、そういう考察も出来ますよということで。

 後は児童虐待とか。VRMMOにログインさせて数日放置すれば子供死ぬし。


 少し例を挙げてみたが、医学的ケアがしっかりしていないとVRMMOなんて悪用し放題というのは理解して頂けたかと思う。


 痛み止めとしては完璧なので、終末医療にはVRMMOのシステムが利用されていると思う……というか終末医療で実用化→VRMMOに応用という時系列だろう。

 死ぬ間際の少女との儚い一時……みたいな話は割とあるような気がするが、VRMMOの医療的分野から見た場合ごく普通の光景と思われる。

 VRMMO時代はVR世界で死ぬまでの時を過ごすのが当たり前になっていると考えられるからだ。

 だって、死ぬ間際の痛みでのたうち回られるより、VRMMO世界で楽しんで貰った方が、医者も患者も幸せだし。誰も損しないと思う。


 まとまりが無くなってきたのでまとめ。

 VRMMOのシステムや安全装置は終末医療に使われる技術を発展、もしくは移植したものであると考えられる。

 キャラクターが病人である場合、その設定が重要な要素になる可能性があるが、プレイヤーが健康体である場合、トイレに行くようにと言われる程度のことだろう。

 5感が消えるってのは。深く考えれば考えるほど怖いんだよねぇ……

 正直現実世界では、普通の3Dゲームに眼鏡足したぐらいでフルスクリーンを味わうようなぐらいのシステムで妥協されるんじゃないかという気がする。

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