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でっち上げ

新しく新規のでっち上げを作りました

タイトル的に最初の方があっているので割り込み投稿です。


 

 でっち上げとはその場しのぎにさも正しいかのように嘘を言うことである。

この言葉が生まれたのは明治の中頃である。

でっち上げはでっちと上げに分ける事が出来る。

このでっちは、丁稚という意味で、商家で雑用をする主に子供たちの事を指す。

この丁稚、江戸幕府が終わり士農工商によってできた壁が幕府の終わりに伴い、

四民平等となった事から爆発的に増加した。

原因は今まで口減らしに殺していた子供達を商家に売ることで、

お金を得て且つ子供を減らす。そして、自分で殺す必要が無い。

という事から、各地の農村で生まれた子供達の多くが丁稚にさせられたからである。


上げというのは、上がりという意味で使われていた。

上がりはその役職を終えて、次の段階に進んだことを示す。

丁稚上がりは丁稚の期間が終わり、ある程度の自由期間を得た子供たちの事である。

大抵は皆商人として働き出すが、まともに働く事を嫌う者も居た。

彼らの多くは詐欺師やそれに類似するものとなった。

そして、今までより多くの丁稚が生まれた結果、当然の様にこれらの数も増加していった。


本職(プロ)の詐欺師は、相手の無知につけこみ、真実を語らず

相手を誤解させてお金をだまし取っていた。

それは、高度な学習によって身に着くもので、誇る物である。

しかし、たかが農村出身の丁稚に専門的な知識は学習できない。

そこで彼らは、辻褄が合うようなこじつけで相手を騙すようになった。


 これがでっち上げの始まりである。

丁稚上がりがつく適当な嘘が、別の意味を持つようになるまで、

幾度となく使われ、時代が進み丁稚が居なくなっても、

辻褄を合わせの適当な嘘として、世に残ってしまったのだ。


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