表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

春はあけぼの、ようよう白くなりゆく山際

 3作目です。が、文章力ストーリー性共に未熟です。

 どうか平にご容赦を。


 「何じゃこりゃあああああああああああああああああああああああああああああ」


 上原かみはら 桜麻おうまの一日はルームメイトである須川すがわ 幸平こうへいの絶叫により始まった。

 彼らの通う学校は全寮制で、敷地の中央に主となるヘリの離着陸も可能な第一グラウンドがある。さらに戦術などを学ぶ教習館を挟み、グラウンドの反対側に射撃演習場がある。そして、グラウンド、教習館、射撃場の全てに面する五階建ての細長い建物が左右に一つずつ建っている。それが男女合わせて約1500人の生徒が住まう寮館だ。右が男子寮で左が女子寮、構造は二つとも同じで、一階には食堂とシャワー室が、二階には主に教員方が住んでいて、三階からが生徒達の部屋となる。三学年に分かれていて、下階から一、二、三年生が住んでいる。

 上原達は四階の射撃演習場に面した部屋に住んでいる。

 さて、話を戻そう。上原の一日は、ルームメイトである須川の独り絶叫により始まった。


「……んだよ。何だってんだ……?」

「お……俺様の……俺様の特注で違法改造しかけのハンドガンがぁああぁぁぁぁぁぁあああああ」

「……そうか。んでその寝ている間に他の奴(主にルームメイト)にバラされても文句言えないようなイケナイ拳銃がどうかしたのか」

「バラされている」

「………………」

「貴様今笑ったな!二段ベッドだから顔見えないけど笑ったな!」

「失敬な」

「なんだとコノヤロウ!」 シュカッ

「サバイバルナイフなんか仕舞えよ。危ないなぁ」

「くっ」 ガチャッ

「いや、だからと言ってライフル構えられても困るんだが」

「くっ」 カチッ

「手榴弾も十分に危険なんだが」

「くっ……あれ?」

「須川家に伝わるって言う軍刀なら窓の外に捨てたぞ」

「うぉい!」 ババッ

「スキあり!さらばだ!」

「ぐみゃぁぁ!!落ちる落ちる落ちる落ちる!」

「WAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」


 上原達の左右の部屋の者達も、この騒ぎにより一日が始まった。


 数分後

 一連の騒ぎは沈静化していた。

「さて、俺様は屋上に干してあった洗濯物でも取りに行くか」


 この学校は全寮制だ。食事などの一部を除いて、ほとんどの家事は自分でやる事が義務付けられている。当然、洗濯も各々でやる。ただ、この寮内には洗濯機(乾燥機付き)もあるので、ほとんどの生徒はそちらを使っていて、屋上で干すなんていう奴は一割程度しかいなかった。しかし、最近になって、女子寮から季節風に乗って○○が飛んできたという噂が流れてから使用者が十倍になった。


「夜中干してたのか?」

「ああ。昨日夕方に取り込むの忘れちまってな」

「……お行儀良く九時に寝ちまった須川クンには知るよしも無かった事だが……」

「ん?」

「昨日夜十一時ぐらいから雨降ってたぞ」

「誠かっっ!!」 ドドドドドドドド


 上原が言うと須川は脱兎の如く駆け出していった。独りとなった上原はボーッと部屋の中を見回す。

4m四方の部屋に二段ベッド、共有ロッカー、机二つ、とまぁこんな感じだ。窓はベッドの配置を考えてか開閉できない縦長の窓が一つと、左右に動くタイプの開閉可能な窓が一つ、ちなみにどちらも防弾である。ベランダと呼ばれるものは無い、あるのは落ちないようにと設置されている胸程まである鉄の柵だ。ちなみに、ついさっきルームメイトを落とそうとしたばかりである所から、あくまで事故防止用のための物のようだ。

 景色もそれほど良い物ではない。上原達の部屋は射撃演習場に面しているため、見えるものと言ったら、人型の的と、日陰を作るテントと、山だけだ。

 はぁー、といつもと変わらなさ過ぎる風景にため息を吐き、この部屋に元から掛けてある時計を見る。

 五時三十分。上原達の起床時間は六時だ。しかし、今から二度寝を始めても特に体力が回復するわけないので、制服に着替えとくかー、と思った。

 だが、ボフンッ、と再びベッドに倒れこむ。


「まぁ六時ってのは起床時間の事だから俺もうクリアしてるしだったらそれまでゴロゴロゆったりしていても特に咎は無いはず……」


 上原は布団の表に倒れこんだまま、グルグルと布団を身体に巻いていった。

 今だ早起きの良さを知らない、青春な十四歳である。

 

 そんなこんなで、六時を迎えた。何処にいても聞こえるようにした耳をつんざくようなベルの音が、今日も生徒全員の気分を不快にさせる。


 読んでいただきありがとうございます。

 評価や感想をいただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ