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第4小隊の索敵少年  作者: 高松豪留
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日常 第二部

「ったく。ここまですんなよ。冗談だよ冗談。幼馴染み同士の美しいスキンシップだろ。」

「な、何がスキンシップよ。変なもの触らせてきて。」

「勝手にさわったのはお前だろ。それに思春期の男子なら誰でもそうなってるんだぞ!」

「う、うるさい!いいから早く降りてよ。朝ごはんできてるよ!」

「へいへい。」

ベットから降りて、部屋を出ると階段を降り、すぐさま洗面所に行き被害を見た。・・・うん、慰謝料もらおう。右頬だけ真っ赤・・・。落胆して仕方なくダイニングに向かうとそこには幼馴染みが座っていた。俺はそいつの前に座った。それにしても、加害者と被害者が一緒に誰をご飯を食べるとはなんたる異様な光景か。

目の前にはご飯と味噌汁・シャケがあり、王道の和食朝食だ。

「「いただきます」」

そういって二人で食べ始めた。痛い。一回噛むごとに激痛が・・・しかし、それを表に出してはまずいだろう。なので、とりあえず日頃思っていることを言うことにした。

「毎朝悪いな。にしても、相変わらずお前が作る料理ってなんでも美味しいよな。」

カチャン。変な音がしたので、前を見ると顔を真っ赤にした幼馴染みがいた。いや、加害者か。

「どうした?」

箸を落とした加害者に声をかけ、心配する被害者。・・・奇妙だ。

「べ、別に何でもないわよ。」

数分後食べ終わり、沙優は食器の片付け、俺は部屋に戻ってパジャマから制服に着替えた。時計を見ると、出発する時間になっていたため、一階に降りるとテーブルの上においてあった沙優手作りの弁当を持ち、家をあとにした。

家から学校までは徒歩10分くらいだ。世間話でもしながら歩くといつの間にか学校についていた。沙優と俺は同じ一年A組で、上靴に履き替え、教室に向かった。この学校は私立平塚学校で、一学年三百人で、一クラス三十人の計十クラスだ。もう四月中旬でクラスのグループ構成は決まっていた。二人は席につくと予鈴がなった。先生が入ってくるとみんな席に着き始めた。ホームルームが終わり、午前の授業がおわるとお昼休みだ。すると、同じクラスで親友の成宮快斗が声をかけてきた。こいつはバスケ部に所属している茶髪のちょっとチャライ感じがするが、根は優しいやつだ。

「和人!屋上行こうぜ。」

「いいよ。みんなはどうする?」

クラスの男子たちに聞くと俺も俺もと、声が上がり、結果的に弁当組と購買組の計十二人が屋上に行くことになった。ゾロゾロと屋上に行くと、誰もおらず男が占領するかたちとなっていた。・・・なんというむさ苦しさか。

「おいおい。まーた愛妻弁当かよ。全くいい加減・・・逝け!」

いつものことだからはいはいと適当に流しておき、弁当を口いっぱいに頬張った。

みんなで雑談しながら食べていると時間がやばかったので、急いで教室に戻ることにした。廊下を十二人の男子が走っているところにたまたま通りかかった女子二人が俺たちにこう言いはなった。

「時間がおしていることは分かるけど、そんなに集団で走っていたら危ないわよ。」

「は、はい!すみません。紫音さん!!」

俺以外の男どもが一斉に止まり頭を下げた。新興宗教か何かかよ。そう思いながら、隣にいた快斗に単刀直入に誰?と聞くと思いっきり殴られた。

「き、貴様~!!紫音さんを知らないとは何事だ!」

キーンコーンカーンコーン。

「「「「「「「「あ」」」」」」」」

ここにいた十四名の生徒は授業に遅刻した。

午後四時。放課後。

授業も終わり、二人とも帰宅部なので一緒に帰った。

「いいの?みんなみたいに謝りに行かなくて。」

「は?行くかよ。馬鹿馬鹿しい。」

そう。俺以外の十一人は二人の女子に謝罪しに行ったのだ。馬鹿だ。

「ふーん。女の子に優しくないと嫌われるよ」

沙優が顔をぷくーと膨らませて、可愛らしい説教をしてきた。

「はいはい。」

適当に流しておき、もう!と、言われながらも笑いながら帰った。

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