予戦の激しさと圧倒的part3
やっと30話です!これからも私、獅子印と「スペース・ゲーマーズ」をよろしくお願いします!
「さて、舞は終わってるかな…?」
どうやら、Aリーグはありえない早さで終わったらしい。まあ、俺が選別したからなんだが、いやでも、多分100人は残ると思ったんだが…
「舞は…お、今から始まるのか。」
どうやら始まる時間がズレているようだ。ふむ…やる場所がブロックごとに分かれていたのはどんな意味があったんだ?
ちなみに、今俺は観客席に居る。俺の周り9席には誰もいない。少しだけショックだ。
「よーい…はじめっ!」
こちらでも始まった瞬間に全員が動き出す。もちろん、舞もその一人だ。あいつの糸使い時代のスキルって、[糸操作]、[ワイヤーロック]、[ワイヤーフック]、[糸取得]だけだと思うんだが…どうやって戦うのかね?
「[糸操作]!」
叫ぶ舞。それに応じて舞の手の中のピアノ線が俊敏に動き出す。すぐに舞の周りを取り囲むように糸がぴんと張られた。ついでに何か投げてる。俺にはその正体が分かったが、まあ言わないようにしておこう。
「オラアアアアア!!!」
大男が舞に襲いかかる。その後、なんと、彼は綺麗にスライスされてしまった。
「…は?」
見ながら呆然としてしまった。しかしそういえばピアノ線を使ったトリックは多い。それほどの強度を持っているということは、それほどの威力があるということだ。まあ、当の舞は大男が持っていた鉄製のハンマーを拾って「鉄線ゲット~♪」などと喜んでいるが。
「…」
もちろん、誰も舞が怖くて近づけない。舞はこれで勝利だろう。
そう思って安心していると、細い優男が歩いてきた。
「お嬢さん。流石にナメすぎだよ。こんなのに引っ掛かるほど僕は馬鹿じゃない。」
そう言って舞に向かってゆっくり歩いて行く優男。しかしその次の瞬間、彼の体は6つに分かれた。
「あ…やりすぎたかな?」
五体が胴体から離れている。そのグロさに皆絶句しながら舞を見ている。流石にあんな天使のような笑顔で人をバラバラにしてたらな…
ちなみに、舞はゆっくり歩いてくる優男に糸を掛けて普通に切断しただけだ。特別なことしたわけじゃない。それくらい皆見破れよ。
「んー…みんな来ないね…じゃあめんどくさいからやっちゃおう。えい。」
そう言って、舞はたった一つ、外側に伸びている糸を引いた。すると…
ドーーーーン!!!
「「「「ぐおああああああ!!?」」」」
ああ…やっぱ使っちゃったか…爆弾。
さっき投げてたものの正体、それは爆弾だ。多分何かの仕掛けを作った上で投げ、糸を引けば爆発するようようになっていたのだろう。
「はあ…やりすぎたね。もう30人しか残ってないや。」
笑顔でつぶやく舞に、やはり観客は引いていた。
次回、「一回戦とだっさい二つ名」お楽しみに!




