予戦の激しさと圧倒的part1
こんにちは、獅子印です!本日一回目の更新です!んー…締め切りまでにいけるかな…?
「レディィィィィィィスエエエエエエエエンジェントルメェェェェェェェェン!!!!皆さま、本日はお集まりいただきありがとうございましたあああああああ!!!!!」
「……」
選手登録をしたあと、強制参加の説明があるそうなので行ったら、待っていたのはテンションの高い司会。当然のように俺たちの視線は冷ややかなものだった。正直うるさい。
そんな視線を受け、流石に気まずかったのか、司会はコホンと咳払いをしてテンションをまともに戻す。
「えー、すみません。自重します。では案内です。」
テンションを戻した司会がルールを説明していく。ぶっちゃけ知ってるから退屈だ…
「…では、皆さまのブロックを発表します。予戦はこの方同士で争っていただきます!では、受付の時に番号札を貰っていますね?それが1~600の人はAブロック、601~1200の人はBブロック、それ以外はCブロックです!各ブロック30名になるまで争っていただきます!それでは、張り切ってどうぞ!」
俺の番号は2、舞は1206なので、俺はAブロック、舞はBブロックということになる。まあ俺は必勝法を思い付いているし、舞も何か思い付いているだろう。
「さ、じゃあ頑張れよ。」
「うん!海人くんもね!」
軽くエールを交換して、Aブロックに入る。うわ…なんだこれ。ガチムチのパワータイプばっかじゃん。
「はあ…頑張るとするか。」
もっとも、ここで落ちる未来は全く見えていないんだが。
「では準備はいいですか?よーい…はじめ!」
始まった瞬間に雄叫びが上がる。まったく…どこの民族だ。これは真面目に戦わなくてもいいのに…
「[グラビティ]」
俺は、自分の周りに最大出力の[グラビティ]を掛ける。これで飛び道具はもちろん、人も近づけない。入れるほどの奴がいるなら撃ち殺すだけだ。
「おーーーっと、Aブロック海人、なんと寝転がっているーーー!余裕だ!余裕過ぎる!」
ちなみに、[グラビティ]は基本的に見えない。だから…
「う、うおおおお!!!重い!動けねえええ!!」
「バーカ」
「ぎゃああああああ!!!」
こういうことになる。本戦もこれで行こうかな?
「くぁ…」
やばい。マジで眠くなってきた。寝てしまおうかな…いや、こういうときはもしもがあるものだ。油断はしてられない。
「ふはははははは!お主の攻撃など全て打ち砕い…なんだ!?体が重い!た、たすけてくれええええ!!!」
ほら出た。こういう馬鹿。
すぐに撃ち殺して本を読み始める。こっちの世界にも小説があって幸せだ…
「あ、あいつ、読書してやがるぞ!?」
「馬鹿な、そんなコマンドあったか!?」
「なんでそんなことできるんだ!?」
…そうか。皆はこんなに自由じゃないんだった。
「海人選手、読書をはじめたーーー!ナメてます、ナメきっています!」
まあ、こんなの突破できないなら俺に勝てるやつはいないというこ…
「うおおっ!?」
殺気を感じて飛び上がる。すると、やはり足元には振り抜かれた刀があった。
「チ…」
「…ほう。よく突破できたな。」
「当たり前だ。あんなの屁でもねえ。」
剣士は怠そうに言う。まあ、20倍程度ならな。
「そらっ!」
「甘え!」
不意打ちで放った槍は思いきり弾かれ、俺の腹に刀を振ろうとする。
「[グラビティ]!」
剣士の刀に[グラビティ]を掛ける。もう刀を拾えないなら万歳だが…
「よっ…と。へえ。変な技使うな。」
やはり、普通に持った。これでも20倍掛けてるんだが…
「あっちのバリアは切ったのか?」
「当たり前だ。あんなもんいつまでも出してられるか。」
「そうです…かっ!」
刀が振られる。遅くなった感じはしない。
「うおっ!」
「はははは!そらそらそらっ!」
「調子に乗りやがって…」
相手から距離を取ろうと大きくバックステップする。すると…
「おらあ!」
「うおあっ!?」
斬撃が飛んできた。避けるために伏せたが、一度のジャンプで距離が詰められ、俺を上から刺す体制を取る。
「終わりだ!」
刀を刺そうと振りかぶる。そして…
ドスっ!
何かが刺さった音がする。
「ぐ…あ…あ…、ふざけんな…」
「バーカ。余裕こいてるからだ。」
男は、俺の槍と同時に崩れ落ちた。
「おーーーっと、海人選手、[シー]選手を倒したーーー!これは番狂わせです!」
多分俺が負けるのが分かって別のところを見ていたのであろう人々の観客席からから聞こえる驚愕の声が心地よかった。
次回、「予戦の雰囲気と圧倒的part2」おたのしみに!




