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3/3

異世界ついたんだけど…

私はどこかに落ちた。

周りが暖かい。鳥のさえずりが聞こえる。

聞いたこともないような音も聞こえてくる。まるで魔物のような。

「ん…」

私は虚ろな目を開けた。自分は森にいた。だがさらに、そこには見たことのない光景が―――

口から炎を出す鳥、近くに生えている草のようなものがエネルギーを放つ。

そして、エネルギーを放つ草に向かって手を伸ばした。が、

何か違和感。そう、自分が地面から3cmほどだが離れていたのだ。

「は」

足元を2度見する。やはり浮いている。

(どうするんだこれ…着地の仕方が分からないぞ…そんなの詰みゲーじゃ…いや無理無理!どこかに着地しないと…)

頭の中はごっちゃごちゃだが、まず私はどこかに着地しようとふわふわ飛んで行った。

目の前にある木を掴もうと、手を伸ばした時。

視界に自分の手が写った。

(あ、え…なんか手、小さい?)

木に掴もうとしてた手を遠ざけて、目の前に見える日陰にあった水たまりに向かった。

急いで私は顔をのぞかせた

「え、幼いな」

写っていたのは美少女。猫のようなつり目。サファイヤのような透き通った水色の瞳孔。

そして、幼児くらいの身長。声も高くなっている。

うん、可愛いな。美少女だ。じゃなくてこれは…

とりあえずほっぺを両手で叩いた。「パアン!」という音が響く。

(夢じゃねえ…なんでこんな幼く、いやまず落ち着くんだ。)

頭が働かないが、一生懸命考えてみる。そして、たどり着いたのがこれ。

「これは…転生しているのか」

まさか湖に飛び込んだ私が転生するなんて思っても見なかった。

人生に飽きたニートが噂を勝手に信じて飛び込んだだけなのだから。

だが、どこか見覚えのある顔な気もする。


これもしかして私死んだか―――。


とりえず宙に浮いているのをなんとかしてから森を探索しよう。

お、これ力抜いたら下にいける。 なんとか着地できた。

最初はパニックでこれからどうすればいいかとか怖かった。

でも、いざ転生すると結構ワクワクするもんだ。

私は森の中を歩いてみた。今ならスタスタ歩ける。

前世だったら自転車死ぬつもりで漕ぎ、15歩歩くので限界だったり。

まあ、エネルギー0の大学生でした。

まぁ、とりあえず歩いてみたもんだが結構楽しい。なれない景色は少し怖いが。

山のようなところから出たのか、辺りは見たことない花、村も見える。

草むらに出たようだ。そして、気づいた。ふわふわの植物が近くにあった。

(ふわふわふかふかだ…よし日向ぼっこするか)

かけよって、ふわふわに向かってばふーんした。

日向ぼっこのつもりだったけどこれは暖かい。寝ることにした。


「あったかい…」


私は眠った。



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