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笑ってごまかしたこと

作者: Soraきた

いまもときどき思うことがあります

たしかにわたしたちの卒業の日はふたり夜遅くまでいたけど

時間に関係なく語り合ったけど

肝心なことだけ言えずにいたね

お互いというのか

わたしだけというのか

それはいまも分からないままだけど


恋よりも先にいつも噂とかがあって

わたしはそのまま立ち止まったまま、進めずにいた

あなたの気持ちは分からないまま


「もしも・・」は何度も考えた

「もしかしたら・・」も

わたしが元気でいるときも

ときどきだけど考えた


あなたに会うたび、なにか新しい話題をと

真剣に勉強してた、あの頃がなつかしいね

思い浮かばなくて

あなたがふいに聞いてきたことに

緊張しすぎて

つい笑ってごまかした


何日かして

「笑ってごまかした件」と題して

あなたにメールを送れば

あなたを好きでいる、わたしに気づいてくれたかしら・・


あなたがときどき言った

「そう言えばさ・・・」


そのつぎの言葉が聞けなかった

まだ先のことだと思ってたから

聞こうとはしなかった


わたしがあなたの前で

笑ってごまかすことも

ようやく無くなってきた頃に・・・








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