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第一章 冒険の始まり 1 最初のバトル

 俺は、ようやく目が覚めた。そこは、石畳の床で、部屋の奥には小さな扉があり、その扉の反対側の壁には、大扉が設置されていた。

 俺は、この風景に見覚えがあった。


(ここって、『迷宮の守護者』の守護部屋だよな……)


 そう、ここは、俺の作ったゲーム、『迷宮の守護者』の主人公が守護する場所なのだ。

 そういえば、元の世界で、エリュンとかいう少女の声が、こんなことを言っていたな。


『楽夜さんとか、時也さんとかが、ゲームを作ってるでしょ! そのゲームの世界に、楽夜さんを連れていってあげようと思うの!』


 そうは言っていたが、まさか本当にゲーム世界に転移させるとは。

 さて、この『迷宮の守護者』をプレイする時に確認すべき事、それは、ステータスと所持アイテム、そして、ステータス強化だ。

 まずは、ステータスだ。


高藤 楽夜 HP 50 エネルギー量 6

 【剣類攻撃力】   16

 【ハンマー攻撃力】 10

 【銃攻撃力】    2

 【術攻撃力】    6

 【回復力】     8

 【弓攻撃力】    10

 【物理攻撃力】   12

 【剣類防御力】   13

 【ハンマー防御力】 11

 【銃防御力】    4

 【術防御力】    8

 【弓防御力】    12

 【物理防御力】   13

 修得技・術・スキル

 ・切り捨てる ・高速斬り ・切り上げ ・分身 ・新技修得

 LV1


 これは……かなり問題があるステータスだ。

 何故問題かというと、俺の修得技の中に、使えない技があったからだ。

 それは、『高速斬り』だ。

 この技は、威力が20と高いのだが、消費エネルギー量が8と高く、今の俺のエネルギー量では、この技を使うことが出来ないのだ。全く、初期技が使えないとは、ひどい話である。

 さて、次は、所持アイテムの確認だ。


 真剣 種類 刀 攻撃性能 12 盾使用可

 軽いハンマー 種類 ハンマー 攻撃性能 13 盾使用不可

 鉄の銃 種類 銃 攻撃性能 4 盾使用可

 木の杖 種類 杖 攻撃性能 6 盾使用可

 木の弓 種類 弓 攻撃性能 矢の性能+1 盾使用不可

 木の矢×10 種類 矢 攻撃性能 3 盾使用不可

 木の盾 種類 盾 防御性能 剣類 4 ハンマー 2 銃 3 術 0 弓矢 2 物理 3

 魔鉄の盾 種類 盾 防御性能 剣類 3 ハンマー 2 銃 2 術 5 弓矢 1 物理 4


 なるほど。

 で、俺が装備するのは、ステータスの中で、最も攻撃力が高い剣類の『真剣』と、術以外のダメージをバランスよく軽減してくれる『木の盾』だ。

 最後に、ステータス強化だ。この機能は、モンスターを倒した時に手に入るポイントを消費して、ステータスや装備アイテムを強化させることができるのだ。

 俺は、初期の時点で5ポイントを所持している。そして、5ポイントを消費して、『木の盾』を『固い木の盾』に強化することができるのだ。なので……


「『木の盾』を『硬い木の盾』に強化させる!」


 こうして、俺の準備は整った。あとは、モンスターが出現するのを待つだけとなった。


      ・・・・・・・・・


 そして、その数分後、大扉の間をすり抜けて、青いスライムがこの部屋に入って来た。最弱のモンスターと言われるスライムだが、侮ってはいけない。何故なら、このゲームのスライムは、攻撃力が低い反面、防御力やHPが、主人公よりも高いのだから。

 俺は、『真剣』と『固い木の盾』を装備して、


「さあ、行くぞ! 勝負だ!」


 と言い放ち、スライムに斬りかかる。が、剣はスライムに当たらず、空振ってしまい、俺は、大きく体勢を崩す。

 その隙を狙い、スライムは、俺に向かって突撃してくる。俺は、避けることができず、スライムの『突撃』をまともにくらい、吹っ飛んでしまう。

 が、俺はすぐに体勢を立て直し、スライムに斬りかかる。


「くらえ! 『斬り捨てる』!」


 スライムは、俺の『斬り捨てる』をくらったのだが、体勢を崩すことなく、次の攻撃をしかけてくる。

 スライムは、俺を吸収しようと、俺に襲いかかってくる。俺は、避けようとしたが、間に合わず、スライムに取り込まれてしまう。

 俺の視界は真っ暗になり、身を焼くような痛みが俺を襲う。

 俺は、悲鳴を上げようとしたが、声を出すことができない。体を動かすこともできない。

 俺は、為す術もないまま、そんな苦痛をしばらくの間味わされた。その痛みがおさまると、視界に光が戻ってきた。

 もう少しでスライムの体内から脱出できる――そう俺は思った。しかし、その時はやって来ない。むしろ、どんどん光が遠ざかって行くような……

 やがて、光が消えた。その直後、再び、身を焼くような痛みが俺を襲う。

 何故だ……そう思いながら、俺は、痛みに耐えるのだった。

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