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第一章 冒険の始まり 6 新たな仲間達

 俺は、エミルに助けてもらい、猫魔物の誘惑から解放された。

 意識が戻って、気づいたことがある。

 一つ目、ラドンがいなくなっている。

 二つ目、エミルの武器がハンマーに変わっている。

 三つ目、謎の女がエミルと共にいる。

 四つ目、エミルから感じる力が圧倒的に強くなっている。

 この四つである。エミルに話をきいてみよう。


「エミル、ちょっといいか?」

「うん、どうかした?」

「質問したいことがいくつかあるんだ。」

「質問? 全然良いよ!」

「ありがとう。まず、ラドンはどこへ?」

「ラドンは……あの猫魔物に倒されてしまった。」

「何だって!? ……そうか、ラドンもやられてしまったのか……」

「ええ、猫魔物は強かった。ラドンの力を私は受け継いだけど、この女性がいなかったら、勝つのは不可能だったと思う。」

「なるほど。ところで、この女性は一体……?」

「……オリクだ。よろしく。」

「オリクか。よろしくな。」

「楽夜、まだききたいことはある?」

「ああ。エミルの武器についてなんだが……」

「このハンマーは、ラドンが残していった物で、こっちの方が、攻撃力も高いし、何より、ラドンの想いを受け継げそうだったから、こっちを選んだの。」

「なるほど。」


 さて、ここまでで、エミルから感じる力以外の疑問は解決した。まあ、その疑問も、ステータスを見れば分かる。


「エミル、オリク、ステータスを確かめ合いたい。良いか?」

「勿論、良いよ。じゃあ、ステータスを開くね。」


 そうして、俺達は、ステータスを開き、確認し合う。断じて、強さ自慢の為では無い。あくまでも、お互いの強さを見て、現在のステータスの育ち具合から、今後の戦い方などを検討するために確認するのだ。

 さて、俺達のステータスは次の通りだ。


高藤 楽夜 HP 96 エネルギー量 17

【剣類攻撃力】   32

【ハンマー攻撃力】 19

【銃攻撃力】    7

【術攻撃力】    13

【回復力】     14

【弓攻撃力】    19

【物理攻撃力】   23

【剣類防御力】   29

【ハンマー防御力】 21

【銃防御力】    10

【術防御力】    15

【弓防御力】    25

【物理防御力】   24

修得技・術・スキル

・斬り捨てる ・斬り上げ ・高速斬り ・一刀両断 ・二刀流 ・オーバーブレード ・分身 

・新技開発 ・翻訳 ・召喚魔法

LV10


ナリ・エミル HP 402 エネルギー量 37

【剣類攻撃力】   37

【ハンマー攻撃力】 47

【銃攻撃力】    25

【術攻撃力】    42

【回復力】     41

【弓攻撃力】    43

【物理攻撃力】   45

【剣類防御力】   42

【ハンマー防御力】 48

【銃防御力】    20

【術防御力】    36

【弓防御力】    46

【物理防御力】   54

修得技・術・スキル

・光の水 ・たたく ・豪火 ・射ちつける ・アクアブレード ・暴風 ・打ちつける

・ダメージ付与 ・観察

LV10


オリク HP 352 エネルギー量 30

【剣類攻撃力】   39

【ハンマー攻撃力】 39

【銃攻撃力】    41

【術攻撃力】    40

【回復力】     38

【弓攻撃力】    39

【物理攻撃力】   40

【剣類防御力】   43

【ハンマー防御力】 43

【銃防御力】    45

【術防御力】    43

【弓防御力】    42

【物理防御力】   43

修得技・術・スキル

・撃つ ・連射 ・ライフスマッシュ

LV20


 お互いのステータスを見合った俺達は、それぞれのステータスについて感想を言い合う。


「エミル、ラドンの力を受け継いだだけあって、強いな。レベル自体は俺と同じなのに、ステータスでは圧倒的にエミルの方が上だな……」

「でしょ! でも、楽夜も、剣類攻撃力が高いから、攻撃ではかなり優秀だと思うよ! それにしても、オリクはすごいね。ステータスのバランスがいいから、どの武器でも戦えちゃう。オールラウンダーってやつ?」

「ありがとう。役にたてるように、頑張る。」


 さて、ステータス確認が終わったので、次は休息を……と思ったその時。

 迷宮の大扉が開き、そこから、三人組の冒険者のような人が入って来た。


「初めまして! あなたが、高藤 楽夜さんでいいんだよね?」

「あ、ああ。そうだが、どうした?」

「私達、高藤 楽夜さんの仕事の手伝いをするように、ギルドマスターから指示されてきたの。」

「なるほど。つまり、俺達の迷宮の守護の手伝いをしに来たというわけだな? 別に、俺は手伝いは大歓迎だが……君達は大丈夫なのか?」

「別に、仕事だから、大丈夫だし、義務と化してるから、やらなきゃいけないの。」

「なるほど。じゃあ、手伝いを申請したい。」

「了解! そういえば、自己紹介がまだだったね。私は、マジカル。魔術師よ。こっちの弓使いがシュートで、盾師がガードン。よろしくね!」

「ああ!」


 ここで契約が成立したかと思ったが、ここで待ったを入れる者がいた。

 ガードンと呼ばれた者だった。


「お待ちください、楽夜さん。契約を成立させてしまってよろしいのですか!?」

「何か問題でも?」

「いえ、我々、ギルドマスターから指示されたとはいえ、傭兵なので、楽夜さん達の足手まといになってしまうのではないかと思いまして……」

「別に、傭兵だからと言って、足手まといになるとか、そんなことは思ってないさ。むしろ、今、俺達は、人手が足りてないくらいだ。だから、君達の救援には、とても感謝するよ。」

「そうでしたか。これから、よろしくお願いいたします!」


 こうして、マジカル達が、新しい仲間として、加入したのだった。

ニャーロ達を倒した楽夜達。だが、そんな彼らの前に、更なる強敵が立ちはだかる……!

次回、第二章スタート! お楽しみに!

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