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序章 1 楽夜とエリュン

挿絵(By みてみん)


 俺の名前は、高藤楽夜たかとう かぐや。RPGゲームを作るのが趣味で、これまでも、いくつもの作品を生み出してきた。

 そして、俺は、RPGゲームをプレイするのも好きで、クリア率は90%以上と高い方だと自負している。

 そう、俺は、とんでもないゲーム好きなのだ。

 そんな俺は、今日、これまでにありもしなかった問題に直面する……。


「風魔法と火魔法でダメージを与えて、格闘技でぶっ飛ばす! ……よっしゃ! また勝利!」


 今、俺がプレイしているのは、俺が作成した、『迷宮の守護者ガーディアン』というゲームだ。実は、俺の代表作ともいえる大作で、プレイ人数も多いのだ。

 で、いつもなら、次に現れるモンスターと交戦中なのだが、今回は、少しおかしな出来事が起こっていた。


(ん? バグ……か? いや、そんな訳ないか。バグ防止プログラムを搭載しているから……ならば、ハッキングか?)


 俺がそう思ったのは、今、俺がプレイしていたゲーム画面が、一瞬にして暗転したからだ。

 このゲームプログラムには、最初からバグ防止プログラムが設定されている。さらに、プログラムの解除方法を複雑にしておいたので、簡単にはこのプログラムを解除することは難しいのである。

 このバグ防止プログラムがある以上、バグによる不具合とは考えにくい。そうなると、ハッキングとしか考えようがないな……。

 俺は、ハッキングの犯人を捜索し始めた。


      ・・・・・・・・・


 俺が犯人の捜索を始めてから、五日が経つ。が、一向に犯人は見つからない。

 その時、俺の携帯電話がなった。俺の妹、時也ときやからの着信だ。


「もしもし。時也、どうした?」

『お兄ちゃん、一つ気になることがあるんだけど、いい?』

「おう。どうした?」

『実は、『迷宮の挑戦者チャレンジャー』が、ハッキングされちゃったんだけど、お兄ちゃん、心当たりある?』


 『迷宮の挑戦者』とは、時也が作成したゲームで、時也の代表作といえるゲームだ。が、俺は、特に、『迷宮の挑戦者』を弄った覚えは無いどころか、最近忘れていたぐらいので、俺が弄るはずも無い。なので、俺は素直に答える事にする。


「いや、特に心当たりはないな」

『わかった。ありがとう』

「時也、俺からも訊きたい事があるんだが、良いか?」

『うん、良いよ!』

「実は、俺の『迷宮の守護者』も、誰かにハッキングされたみたいで、犯人を探しているんだが、時也、心当たりはあるか?」

『うーん……特に無いかな』

「分かった、ありがとう。それじゃあ、また今度な!」

『うん、じゃあね!』


 時也は、そう言うと、電話を切った。

 もしかすると、時也が犯人なんじゃないかとも一瞬思ったが、今の様子からするに、その線はなさそうだな。

 俺はそう考え、再びパソコンに向き合うのだった。


      ・・・・・・・・・


 その日の夜。俺は今までずっとパソコンと向かい合っていた。すると、背後に何者かの気配を感じた。俺は、背後を振り返る。が、そこには誰もいない。

 俺は、再びパソコンに向き合う。と、


『あはは!』


 という声が。念のためもう一度後ろを振り返ってみるが、やはり誰もいない。

 すると、


『あはは、楽夜さん、はじめまして! 私、エリュンっていうの! よろしくね!』


 という声が。もうこれは、気のせいで済むレベルではない。しっかりとエリュンと名乗った少女の声を聞く。


『楽夜さん、さっきまで、犯人捜しでとっても忙しくて、休む間もない、とっても大変な毎日をずっと過ごしていたでしょ? だから、私はね、楽夜さんに息抜きを用意したの!』


 そう語りかけてくる少女の声は、何となく怪しいが、楽しげな感じがする。そして、少女の話を聞いていると、早く話の続きが聞きたくなってくる。

 そこで、少女の声は、再び話し始める。


『楽夜さんとか、時夜さんとかが、ゲームを作っているでしょ! そのゲームの世界に、楽夜さんを連れて行ってあげようと思うの! 楽夜さんは、どう思う?』


 そう少女に問いかけられた俺は、少し答えに悩んだが、こう答えた。


(面白そうだな。いいよ、その提案、受け入れてやる!)


 俺がそう答えると、少女の声は、こう言った。


『オッケー! それじゃあ、今から、ゲーム世界に、楽夜さんを転移させるね。それで、注意して欲しいことが、二つあるよ。まず、ゲーム世界に行ったら、私の声は聞こえなくなるからね。次に、ゲームを全て終えるまで、現実世界には戻って来れなくなるから、注意してね。じゃあ、行くよ! 楽しんで来てね!』


 その声が聞こえたのを最後に、俺の意識は途絶えたのだった。

 『ゲームプログラマーのゲーム世界冒険記』第一話をお読み頂き、ありがとうございます。数多くある『小説家になろう』の作品の中で、私の作品を読んで頂けた事、大変嬉しく思います。

 さて、マイページの自己紹介にも書いてあります通り、現在小学生で、2023年11月より、本サイトで、小説を投稿させて頂いております。評価やブックマーク等して頂けると、大変嬉しく思います。

 他の私の作品、『回避しかできない兄と攻撃しかできない俺がこの世界の最強に立つまで』と『この世界が終わりを告げるまで ~時間を引き延ばす能力を手に入れた僕は、世界の終わりを目撃する~』と共に、今後とも宜しくお願い致します。

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