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師匠

「模擬戦のルールは先ほど言った通りです。それでは初め!」


 ストラスは詠唱からの

「ファイアーボール!」

 を放ってきた。


 あれ、火魔法って禁止じゃなかったっけ?

 ああ、この軌道は、当てる気ないやつで俺を怖がらせようとしてんだな。

 くだらねえ!


「アイスストーム!」

「うわーーーー!!」

 いきなりの上級魔法に生徒達は慌てふためいている。

 俺が放った氷系の上級魔法はストラスが放ったファイアーボールを塵のように飲み込んだ。


「ケイン君、氷系はダメですよ!」

 うるせえ!だったらストラスにも注意しろ!

 俺は先生の注意を無視して更に、


「インフェルノ!」

 と火系の最上級の魔法を放った。


 カッッッッッッドーーーーーーーーーン!!!

 生徒達を爆発に巻き込まないように魔法爆発範囲をバリアで隔離し、上方向にだけ爆風が抜けるようにした。


 ブワーーーーーーーーー!!

 凄まじい爆炎が上空に駆け上がっていく。


 ストラスは尻餅をつき、腰が抜けているような格好だ。

 先生もあまりの事で俺を注意する事もできない。

 生徒達もあまりの衝撃に唖然としていた。


「スゴーーーい!何あれ!!」

「インフェルノって最上級の魔法じゃない?使える人いるんだ!」

「あんなのくらったら絶対死ぬじゃん!」

 生徒達は興奮して口々に感想を言う。


「じゃあ先生、模擬戦は俺の勝ちってことでいい?」

「え?ああ、はい、そうですね。ケイン君の勝ちです。」


 キーーーンコーーーンカーーーーンコーーーン

 そこで丁度、授業終了のチャイムが鳴った。



 ばちーーーーーん

「いてぇーーーー!」

 学園中お馬さんの刑 発動!


 ストラスに跨り、俺は学園中を闊歩している。

 何あれ?クスクス

 時折生徒とすれ違い笑われる。


「ちきしょーなんで俺がこんな目に!いつまでこれ続くんだよ!」

「お前が反省するまでだ!」

「反省って何の?」

 こいつ言われないと分からないのか。


「お前レンツェをいじめてただろ!魔法が使えない女の子に魔法で勝って何が面白いんだ!」

「いや、レンツェはウジウジしてるからイライラして。」


「そんなもん理由になるかぁ!」

 ばちーーーーーーん

「いてぇーーーーーーー!」


「反省しろ!二度とレンツェをいじめるな!今度いじめてたらこんなもんじゃ済まさんぞ!」

「分かった、分かったよ。悪かった!もう二度とレンツェをいじめない!」

 ばちーーーーーーん


「本当だな。」

「痛えー!本当だよ。」

 ばちーーーーーーん


「今度やったら許さんぞ!」

「分かった!悪かったよ!」

 よし、とりあえず許すか。解放してやる。


 これにて一件落着だ!!





「兄貴ー、荷物ないですか?持ちやすぜ。」

 翌日、ストラスが俺の事を兄貴と慕ってきた。

 昨日どこか打ち所が悪かったのだろうか?

 強者をすぐに慕ってくる様子はやっぱりまだ子供でかわいいと言えばかわいいが。


「いや、いいよ。持ち物は無限収納に入れてるから。」

「無限収納?そんま魔法まで兄貴使えるんですか?」

 無限収納も今世ではレアなのか、教えるべきじゃなかったのかな。


「レンツェ。」

 と俺は隣の席のレンツェに声を掛け、

 バサ―――

 と無限収納に入れていた魔法書をレンツェの机に出した。


「うわー。ケイン君何これ?」

「家にあった初級の魔法書。いらなくなったからやるよ。」

 まあ魔法書など俺には必要ないのでユミルに買ってきてもらったんだが。


「ありがとう!大切にするね!」

「兄貴!俺にも何か下さい!」

「お前は貴族だから自分で魔法書買えるだろ。」

 チェーとストラスはブツブツ言っている。


「実技の魔法も今度放課後教えて上げるからあげた魔法書読んでおいてね。」

「えっ分かったありがとう!ケイン君は師匠だね!」

 師匠?


「そうだ兄貴は師匠だ!俺も教わりにいきます!」

 なんでお前まで。


「師匠!」(レンツェ・ストラス)

 と言うのに俺は苦笑いするしかなかった。

ここまで読んで頂きありがとうございます!

第2章の魔術国家編ではやっと主人公の生家へのざまぁ、今更もう遅い!が回収されます。お楽しみに!

良ければ、ブックマーク、評価、感想等をして頂ければ非常に励みになります<(_ _)>ペコリ

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