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異世界の魔術は俺の【魔法】に敵いませんでした  作者: JING
第一章 始まりの国
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第14話 魔砲使いはじめました?

さて、今回のお話にはこれ迄この物語を読んでいただいた皆様にはどこか引っかかるものがあるかもしれません。その辺を楽しんでいただければ幸いです。


翌日早朝、俺たちは商業都市バランより王都クロノスへと行商に向かう商人の護衛に向かうため馬車の発着場へ来ていた。

例えて言うならば現代の大型バスターミナル。

商業都市を謳うだけあり、朝一番であるにも関わらずひっきりなしに出発する大型馬車や幌馬車の往来があった。

さて、うちの請け負った馬車はと・・・。


「ねぇねぇお兄ちゃん!あれじゃないかな?あの赤い幌の架かったおっきい馬車!!」

「ん?どれどれ。」


なお、ウシオは到着まではこの口調(ロリロリ)で通すことにしたらしい。本人もノリノリな上に見た目通りではあるのであまり違和感は無い、むしろ無いことに違和感を感じてモヤモヤするのだ。


「・・・あまり異なものを見る目で妾を見るでない///」


そしてその格好も例の巫女服ではなく年頃の女の子が着るような子供服を予め彼女のポケットマネーで購入済みである。、そして偽名、いや昔の名前のタマモを名乗るようである。

あ、ちゃんとあなたは羞恥心あるんだな、よかったよかった。


「お待ちしておりました!あなたが()()使()()のユウスケさんのパーティですね!よろしくお願いします!」

「よろしく、俺がユウスケ・エドガワです。こちらがパーティメンバーのかえで、シルバー、アリスと」

「タマモです!よろしくねおじちゃん!」

「おお、これは可愛い冒険者さんだ!よろしくねタマモちゃん。」


ツッコむべきものは他にもあると思うが俺は魔術師では舐められるというこの世界の情勢故に適当な銃を二丁購入し、魔銃使いを名乗ることにした。

どうせ銃口から出るのは魔法なのでホントはこんな物すらいらない訳だが。

何故かこの世界では銃を使う冒険者は持て囃される傾向にあるらしい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「では簡単な自己紹介と依頼の確認をば。私は王都クロノスに商会を持つ商人のユーロと申します。この度はギルド長から直々に紹介されたあなた方に巡り会えて僥倖というものでしょう。」


「妾直接会ってもないがな。」とボソッと言ったのは聞き流した。


「では依頼の説明ですね。

私を守っていただくのは当然ですがそれは最優先事項ではありません。

最も優先するべきはこの金にも勝る価値を持つ黄金糖です。」


と、彼は手のひらに置いた小さな陶器のシュガーポットを開けそこに入っていた黄褐色の氷砂糖を一つ取り出すと自らの口に放るのであった。


「宜しければお一ついかがかな?これは試供品ですので。」と一つ摘みウシオの手のひらに乗せる。それを迷いなく口に放り込んだ彼女は黄色い声を上げた。


「んまーい!?こんなの初めて・・・食べたのー!!」


・・・途中まで素だったな。


「あら本当に美味しいですわね、これ単品で十分高級な飴菓子と名乗れますね。」

「ホントだー、氷砂糖みたいなのにフルーティな風味もするね!」

「あ、ボクは甘味は酔うのでかえで様にどうぞ。」

「そうなの?じゃ遠慮なくーあまーい。」


あっという間に女性陣がおちたな。それを横目にしながら俺も黄金糖を口に放り込む。


「美味しさはわかっていただけたようで。この黄金糖をクロノスまで最優先で守っていただくのが皆様への依頼となります。では出発しましょう!」


走り出した馬車は二頭立てを三台使い前方の一台に俺とユーロさんと黄金糖の入った木箱の1/3、中間の馬車は残りの荷とアリスと副頭取の女性、そして最後の馬車はかえでとシルバー、ウシオと商会の丁稚数人と野営の荷物が積んである。

初めての馬車の旅だ、せっかくなので御者席に乗せてもらった俺はそっと【亜空間】から先程渡された試供品を手のひらに出して【鑑定】(アナライズ)をかけてみた。例え隣に誰かいようと光る訳でもない俺の魔法は看破されるわけもない。


その後ポイっと再び収納して俺は街道の風景に目を戻したのだった。

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