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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
70/178

70話 茶々の容体

「文学系立身出世大名大滝東!」

俺にぴったりのあだ名だ。

「あだ名最高~、大好き!」」

俺は枕を抱えて転がり始めた。

「東様、何をしていおられるのです?」

茶々が聞く。

「俺の別名は文学系立身出世大名大滝東だ。」

「・・・随分と長いのですね。」

「ああ。長い名前が大好きだ。」

「子供っぽい。ふふっ。」

茶々は笑った。

「お茶、持ってきましょうか?」

「ああ。」

茶々は台所に向かった。

「茶々、体大丈夫なのかな?」

俺は窓の外を眺めながらつぶやいた。

パッリーン

皿の割れる音がした。

「茶々、怪我していないか?」

返答はなし。

俺は台所に行った。

「茶々!」

茶々が倒れていた。

俺は茶々を担ぎ、茶々を寝かせた。

「何事ですか?」

側室になったばかりの、小松や星、菊などがやってきた。

「茶々が体調を崩した。医者を呼べ。」

俺は早口で伝えた。

「あなた様は、相当茶々様がお好きなのですね。」

菊はそう言った。

「あっ。」

菊は俺の頬に禁断のアレをした。

「それくらい、分かりますよ。私たちが脇役という事は。」

菊は微笑むと、庭に出て行った。

「茶々。」

その名をつぶやくと、俺は父親になるという実感が沸いてきた。



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