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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
66/178

66話 奈々

今は高遠城へ帰っている途中。

農民たちが端で頭を下げている中、真ん中に立ち、俺たち一行の行方を妨げる女性がいた。

その女性を見た時、俺は一瞬で気がついた。

「奈々っ。」

思わず名を呼んだ。

「ご名答、お兄ちゃん。」

奈々は笑った。

「馬、乗せてよ。」

奈々は馬に乗り、

「進めっ!」

と叫んだ。

俺は呆れつつも、馬を前に進めた。

「遅い~どうしてこんなに遅いの?」

「当たり前だろ。農民にぶつかったらどうする?」

「むむむ~」

「ところで、お前どうやってここに来た?」

「時間警察庁のメンバーになったのよ。そして、新潟県の農家の記憶を書き換え、私は養子に迎えられたと思い込ませたの。」

・・・奈々なら思いつきそうな事だ。

「お土産もあるよ。四矢サイダーとか、パルピスとかね。」

奈々はニカッと笑った。

このおてんば娘ぇっ。お前が生まれてからというもの、俺はいっさい見向きもされなかったんだぞ。

それなのにお前の我がままに付き合った俺の気持ちを考えろよ。

「ところで、何で新潟県?」

「だって私、コシヒカリ大好きだもん!」

・・・バカめ。戦国時代はコシヒカリはできていない。

歴史のテストの点数が30点をキープしてる理由が分かった。

こいつ、現代と戦国の区別ができてない。

「ん~ムニャムニャ。」

「おい、よだれよだれっ。」

俺は慌てて、懐紙で奈々の口をぬぐった。

「あいがと・・・・・」

奈々は完全に寝てしまった。

「冷蔵ボタン勝手に押さないで・・・坂○英二ヒマ人・・・恥さらし・・・冷蔵とかもすごいね・・

ブロッコリーまだかな・・・それはもう勝手にしてくれ・・・いや聞かないその報道は・・・わずかな報酬は終わった後でな・・・」

こいつ、寝言うるせえな。

「お兄ちゃんかっこいい・・・お兄ちゃん大好き・・・」

・・・意外といいヤツかも。

「お兄ちゃんおもらし・・・お兄ちゃんパンツ一丁・・・」

・・・やっぱ許さねえ。

更新が止まってすみませんでした。

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