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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
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61話 咲と舞

「時間警察庁捜査部部長、花井咲だ!大滝東、あなたを時間法違反で逮捕します!」

「同じく、時間警察庁捜査部副部長、奥村舞です!」

部屋で茶々と話し合っていると、見知らぬ女性が2人入って来た。

そして、いつか刑事ドラマで見たような慣れた手つきで、俺の両手に手錠をかけた。

「何をする!そなた、大した家柄でもないくせに、東様に対してその口の利き方は何じゃ!」

茶々は猛反発している。

「茶々、やめろ。」

咲という女性が、茶々を見る。

「茶々だかお茶だか知らないが、警察に楯突く事は許されない!」

その言葉に、茶々のプライドは深く傷ついたようだ。

「そなた、庭へ来い。」

茶々は怒りに満ちた声で言った。

「刀で決着をつけようぞ。」

茶々は早足で庭へと降りた。

茶々は刀を握ると、咲もふところから刀を取り出した。

「始めっ!」

俺はそう言うと同時に手を振り下ろした。


茶々が構えると、咲が斬りに出た。

「はっ!」

咲の強力な一振りを、茶々は涼しげな表情で受け止めた。

茶々は咲の刀を押し戻す。

さっきまで余裕な表情だった咲の顔が、焦りの表情を浮かべている。

一方、茶々は涼しげな顔だ。

「・・・すごい。」

近くで見ていた畠が言う。

「くそっ!」

咲は庭の池を見つけると、石を2つ投げつけた。

茶々の刀を力任せに押し戻すと、波紋が広がる池に飛び込んだ。

「逃げるな。」

茶々も続いて池に飛び込んだが、すぐに上がってきた。

「見当たりません。」

俺は舞と目が合った。

「あ、あんたとは後々決着をつけるから、それまで私の事、覚えときなさいよ。」

舞は顔を赤くして言った。

舞は石を2つ池に投げ込み、波紋が広がる池に飛び込んだ。


その日の夜。

俺は咲と舞の事を考えていた。

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