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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
45/178

45話 妊娠の予兆

私は茶々。東様の正室。

「茶々様。」

三成が言う。

「何じゃ。」

「顔色が悪いですよ。」

「そうか?大丈夫じゃ。気にすることはない。」

でも、少し苦しい。

・・・もしや、妊娠したのか?

いや、ちがう。14歳で妊娠はありえない。

・・・でも、前田利家殿の正室、松殿は11歳が初産。

それに、二男九女の子宝に恵まれている。

「三成、医者を呼べ。」

「はっ。」

医者はいかにも気難しそうな顔で頭を抱えている。

「強いだるさと吐き気、めまい。これは確実に妊娠されていますね。おめでとうございます。」

「誠か?」

「はい。うそはつきませぬ。」

私はうれしい。ついに母となれる。

母上も喜ぶ。

「三成、早く東様に知らせよ。」

「はっ。」

私はその日、落ち着かなくて眠れなかった。

ちなみに、武田信玄の娘は15歳で妊娠したそうですよ。


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