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42話 上杉攻め評定
「これより、評定を行う。」
俺は安土城で行われた評定に参加していた。
「どうやら、上杉景勝は戦の準備をしてるようです。」
前田利家が言う。
「上杉家はある程度たぶらかしておけば、すぐに降伏するかと存じます。そこで、景勝の切腹を求めればよいでしょう。」
前田慶次が言う。
それでは甘いと俺は申し上げる。
「我々の力を他家に知らしめるため、上杉景勝に臣下の礼をとらせてはどうでしょう?そして越後を取り上げればよいのでは?」
家臣たちがざわめく。
「いいだろう。東!」
「はい。」
「そなたに上杉攻めの総大将を任せる。上杉攻めが成功した暁には、200万石をやる。」
「ははっ。」
体が震えた。
大滝家が有名になるよバンザイ、イエーイ。