表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
34/178

34話 大義名分

1582年7月1日。

俺は日本に帰国した。

その間にいくつもの騒動が起こったらしいが、それは置いておこう。

義父上様ちちうえさま、お帰りなさいませ。」

三法師は「側室の子」という事で廃嫡された。

三法師は「とうしゅはきゅーくつだから、がんばってほしいなあ。」とかわいい声で言っていた。

「でも、のぶまつをほさするしごとはゆずらない。」とも言っていた。

そして当主の母となった松姫様は、織田家ナンバー4の権力をにぎった。

ナンバー1は織田信長様。

ナンバー2は濃姫様。信長様の正室。

ナンバー3は織田信忠様。

そしてナンバー4が松姫様だ。

「よからぬ騒動の起因となってしまいましたが、これからは心を改め、織田家の発展に尽くしてまいります。」

「うむ。勝頼の怨念に獲りつかれていたのだな。許す。」

「はい。」

信長様の元へ、信松の乳母が来た。

「義父上様、こちらが信松にございます。どうぞ、抱いて下さいませ。」

「おお、信松か。」

信長様はうれしそうに抱いた。

「この子のためにも、早く天下を取らねばな。」

「ところで信長様。信長様は政夷大将軍になるよう朝廷から言われましたよね。どうして断ったんですか?」

「お飾りなど嫌だ。」

「でも、幕府開けませんよ。」

「幕府を開くのは毛利、長宗親を倒してからじゃ。」

「その大義名分としてなる必要があります。」

「分かった。恩人がそこまでいうならしかたあるまい。」

こうして、信長様は征夷大将軍になった。

ちなみに俺は右近衛大将に就任した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ