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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
24/178

24話 松姫の計画

信忠は私が殺す。

さて、信長は今ポルトガルに向かっているらしいけど、誰に殺させたらいいのかしら?

織田家って、忠誠心あふれる家臣でいっぱいなのよね。

そうだ、上杉景勝様に頼めばいい。

それに、景勝様の所には菊がいる。

・・・やめた。

越後は日本海側だから、太平洋に行くには時間がかかる。

そうだ、長宗親元親殿とか。

元親殿は四国にいらっしゃるから、時間はあまりかからないはず。

「さくら、こちらへ。」

「はい。」

「さくら、私の父上の事を覚えている?」

「もちろん。信玄様の事も、勝頼様の事も覚えています。」

「よかった。私はね、信長を殺すために嫁いだの。だから、長宗親元親殿に信長を襲うよう密書を送り ます。いいわね。」

「はい。」

「なら、和紙と墨をここに。」

「ははっ、ただいま。」


長宗親元親殿へ

私は、武田信玄の娘、松です。

お願いがあります。織田信長は今四国を通りすぎようとしています。

なので、水軍を率いて抹殺してくださいまし。

もちろん、お礼として五万石を差し上げますが。

よくよく、お考えくださいまし。


これで良いでしょう。

私は、信長がポルトガルへ出航した時からこの計画を練っていた。

忍者を忍ばせて位置情報をこまめに確認していていたのだ。

ふっふっふっ。

はははははははははあはははっはははははっ。

腹筋崩壊したみたい。

そうだ、信長は最後に殺そう。

「見てなさい、信長。あなたの大切な物が消えていくわよ。」



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