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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
輪廻編
178/178

最終話

「生まれましたよ、東様」

よかった、と安堵して赤子を抱く。俺の息子だ。長男だ。

「よくやった、小松!」

「ありがとうございます・・・東様?」

似ている。似ている。勝にも似ているし、轟にも似ている。

轟も江に似ていた。

まさかとは思うが、生まれ変わりかもしれない。

輪廻転生りんねてんしょう。その言葉を俺は信じている。

つらいことはあった。数え切れないぐらい。でも希望もある。

これからも生きていく。

大切な人たちに支えられながら。

その途中でまた、新たな出会いがあるだろう。

茶々は完全にとまではいかないものの、城外を散歩するようになった。

菊は曲直瀬殿の治療によって回復した。

「私が生き残るなんて」

と涙を流しながら言っていたが、最近は笑顔も増えてきている。

これは贖罪だ。

二人のかわいい娘を死なせてしまった、俺の償いだ。

自殺することなど許されない。

勝と轟は生きたくても生きられなかったというのに、あと何十年も生きることができる俺がその権利を放棄するなんて。

あの二人の分まで、強く強く生きる。

茶々と、菊と、そう約束したんだ。

私の実力不足で、こんなラストになって申し訳ございません。

次の作品は成功させたいと思います。

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