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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
輪廻編
168/178

168話 男尊女卑

おかしい。

信長様の治療はもう終わったはずなのに、蘭がまだ帰ってきていない。

また人攫いに攫われたのか?

いや、それはない。

今回は護衛もつけたし、派手な服は控えるようにと口が酸っぱくなるほど言った。

だとすれば、自分の意思でここに戻らないと決めたのか?

どういうつもりなのだろう。

「蘭丸、お前はどう考える?」

「何をですか?」

「蘭の事だ。」

「・・・大名の側室という立場でありながら、大滝家の領地である信濃に戻らぬとは言語道断。厳しく処罰すべきだと思います。」

「そうか。」

現代では、殆ど男女平等だが、戦国時代となるとそうはいかない。

男尊女卑が激しい時代だ。

故に、男性が自分の意思で離婚する事は簡単だが、女性が自分の意思で離婚する事は不可能。

もし女性が一方的に離婚したと宣言すれば、極刑は間違いない。

その思想は、蘭丸にも受け継がれている。



安土城が爆破されてから1ヵ月が経過した。

やはり蘭は戻ってこない。

昨日、織田家から全国の大名に向けて、命令が下された。

自分の領地の囚人を織田家に譲渡じょうとするようにという命令だ。

安土城を再建するには莫大な出費を余儀なくされる。

現代のお金でいうと600億円。

1兆円で戦車が1500台買えるから、想像できないほどの大金だ。

囚人ならば、給金なしでも文句は言えないだろう。

罰を与えるのは当然なのだから。




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