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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
輪廻編
163/178

163話 嫁入り

現在、俺の側室は蘭、星、小松、菊の4人。

相変わらず茶々は、「側室を迎えろ」とうるさいが、迎えるつもりはない。

だが、政略の為であればかまわない。

先日、尾張のとある商家から文が届いた。

どうやら自分の娘を側室にさせようとしているようだ。

「政宗、この件についてどう思う?」

「側室に迎えるのは商家の娘です。となれば、財政が圧迫されている状況でも金銭を要求する事ができます。それがしは賛成です。」

「分かった。」

茶々は許可しているし、他の側室たちも何も言わないので、祝言を挙げても問題ないだろう。


10日後、商家の娘が嫁いできた。

輿に乗っているので外から顔を見る事は不可能だ。

祝言の準備は整っている。

祝言を挙げる部屋で待機していると、商家の娘が来た。

顔はよく見えない。

土下座したままぴくりとも動かず、俺が話すのを待っている。

「面を上げよ。」

ああ、美しい。

茶々を除き、俺の妻の中で一番美しい。

切れ長の目、綺麗な肌、商家の娘とは思えないほどの豪華な着物。

家臣たちの顔が赤くなっている。

里穂りほと申します。」

祝言を終えると、茶々が話しかけてきた。

「あなた様は、満足ですか?私たちは役目を果たせていますか?」

「一応。でも、みんなだいたい趣味が一緒だから、個性が無いんだよな。」

「・・・分かりました。」

何をするつもりなのだろう。

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