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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
15/178

15話 森力丸

「森力丸?」

「ああ。貴様が本能寺で救護していたやつじゃ。そやつが、家臣になりたいと言っておる。今日中に会ってこい。」

「どこの部屋ですか?」

「小松という名の部屋は知っておるか?」

「はい。」

「そこだ。」

小松の部屋に行ってみると、確かにあの時のイケメン男子がいた。傷がそこそこな深さだったため、回復に時間がかかったそうだ。

「森力丸にございます。到底戦には出馬できませんが、せめて家臣になりとうございます。」

「許可する。本日より我が大滝家の名に恥じぬよう、はげめ。」

「ははっ。」

「ただし、家臣になるには掟がある。

 一、農民と親しくすること

 一、身分を考慮せず、有能ならば家臣になるよう説得すること

 一、無理をしないこと

 一、何かあれば、遠慮なく申すこと

 以上の掟に反するようなことがあれば、それ相応の処罰を与える。」

「心得ました。」

農民=住民

そういう考え方をすると、俺は農民ということになる。

だから、身分を考慮するやつは許さない。

有能であればそれで良い。

無理をする。それもきらいだ。

俺の家臣には、無理をせず、楽しい生活を送ってほしい。

遠慮をする。俺が、一番きらいなこと。

主君の顔色ばかりうかがって、主君の言うままにする。

ごまをするのと同じ行為だ。

確かに、言って傷つくこともある。

でも、俺が言いたいのはそれじゃない。

必要だと思うなら、遠慮なしに言ってほしいのだ。

俺だって、まちがえるのだから。


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