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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
13/178

13話 小田原城攻め開始

少し早い小田原城攻め。

信長様が先日、北条を攻める事を発表した。

ついに、北条氏直が俺の家臣になるのか。

まあ、敵対していた人の家臣になるのだから、なついてくれるかどうかは別として。

俺は甲冑を身に着け、弓を持って出陣した。

馬はとりあえず威勢のいい馬を選んだ。

家臣の家臣、家臣の足軽、家臣、家臣の家臣の足軽などなど、総勢一万人を率いて出陣。

戦いは午後二時くらいから開始された。

俺は矢を何本か放ち、何人かを討ち取った。

うわっ、やっぱり戦場って血ひたすら血に染まってるな。

気持ち悪っ!

その後何本か矢を放つと、矢がなくなった。

弓をその場に捨てると、信長様から与えられた刀、平安刀を抜刀した。

茶々と祝言を挙げた時、俺は誓った。

もう、令和の風習には別れを告げる、と。

だから、人を斬る。

斬って斬って斬りまくって、いつかは穏やかな時代となるよう尽くす。

茶々が、家康に滅ぼされぬように。三成が、天寿を全うするように。

大切な人を守るためには、時に鬼とならなければならない事もある。

そう思いながらひたすら刀をふりまわしていたら、気がづけば甲冑は血で染まっていて、刀も同じく血で染まっていた。

「東様、御無事ですか!?」

三成だ。

「俺なら大丈夫だ。」

ん?三成、まさか。

「三成、まさか怪我してるのか!?」

三成の腹部に矢が数本刺さっていた。

「何のこれしき、負けませぬ!」

このままでは、三成が危ない。

「三成、来い!」

武士がいない平地に向かった。

三成を強制的に馬から降ろすと、ここでじっとしてるよう命じた。

「御大将の命ならば。」

三成は正直すぎる。

まあ、聞き分けの良い人だから、良いのだが。

再び戦地にもどると、小田原城へ向かってぐんぐん進んでいった。


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