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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
104/178

104話 チョコレートのフォンデュ

奈々がいなくなってしまった。

寂しい気もするが、奈々がある程度良い働きをしてくれれば、俺の朝廷での発言力も増す。

政略の駒として扱うのも気が引けるが、奈々本人が宮仕えを望んでいるのであれば問題無い。

基本、大名は暇である。

一、二を争う大名と戦をしていれば、話は別だが。

今や大滝家は御家安泰。

天下の織田家のお墨付きである為、南部家など恐れるに足らぬ。

「・・・縫い物でもするか。」

家庭科の授業のおかげで、ある程度の知識は身に付いた。

まあ、縫い物なんて殆ど母が担当してたのだが。

ちなみに、俺の曾祖母は女子力高めで、縫い物が得意だったそうだ。

暇だし、茶々もいないので、俺も縫い物をしてみよう。

どんなに不器用だったとしても、基礎的な知識は身に付いているはずだ。

平成、令和では、小学5年生になれば家庭科の授業が始まり、裁縫や料理などの一般的な指導を受ける。

俺も家庭科は得意では無かったが、苦手という訳でも無かった。

まずは、俺の家臣の妻であり、義理の妹でもある、江の着物に刺繍してみよう。

俺は奈々のタイムマシンに乗った。

まあ、茶々の部屋にも針はありそうだけど、不器用な俺はニードルスレイダーが無いと針の穴に糸を通せないのだ。

座席にリュックが置かれてある。

「やっぱり。」

俺と同様に不器用な奈々は、やはりニードルスレイダーを持っていた。

これがなきゃ家庭科の授業は無駄な時間となってしまうので、ニードルスレイダーは縫い針以上に大切に保管した。

その結果、縫い針を踏む人が多発した(ドアホ!)

奈々は頻繁に物を無くすので、ニードルスレイダーも頻繁に無くした。

それで、泣き喚きながらみんなに捜してもらったのだ。

自業自得と言えるだろう。

「よし!これで準備完了だぜ!」

俺はひとりごとを言いながら、江の部屋を訪ねた。

「江!着物をくれ!」

「何するの?」

「お前の着物に刺繍する。」

「へえ~、意外と気が利くのね。」

めっちゃ失礼な事を言いやがる。

まあ、元々、江の方が立場が上だったし、仕方ないか。

一時間後。

「できたー!」

俺は針をニードルクッションに刺して、薔薇を刺繍した着物を江にお披露目した。

「わあ、すごい!ありがとう!」

江は姫だから大人しいイメージを持っていたけど、正反対だった。

クールじゃなくて活発。

甘えん坊は嫌いなんだけどなあ。

「私、一生の宝物にするね!」

でも、江は素直でお世辞とかを言わないから、素直に喜んでくれる。

それが嬉しい。

虫歯は痛いよお~

初期虫歯なら痛く無いと思うから、虫歯を見つけたら歯医者さんへ行こう!

最近は削らずに、プラズマレーザーで虫歯を治療できるから、安心してね。

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