10話 暗殺実行
「よいぞ。」
俺は家康を殺すことを信長様に言うと、意外に簡単に許可を得ることができた。
「あやつはそろそろ切り捨てねばならぬころだからのう。築山御前とその子信康を殺された事に、あやつは腹を立てておったからのう。」
<築山御前の詳しい説明>
・祖母は公家の出身である姫
・義元の姪にあたる
・母の名は水名(諸説あり)
・父は関口親永
・徳川家康の正室
・子は亀姫と信康
・信康の妻、徳姫は信長の長女であるため、信康から遠ざけようとする
よし、これで徳川家康の時代は終わった。
翌日、徳川家康を食事会にまねいた。
一人だけでは不自然なので、家臣の4人もまねいた。もちろん、家臣の4人は暗殺することを知っている。三成はもちろんの中のもちろんだ。
料理は俺が作るトンカツだ。
「東様、この度はまねいていただき、まことにありがとうございます。」
「はい。まずは毒見を。」
毒見をしてしまえばばれてしまうので、茶に毒を盛る。茶を点てるのは、信長様から与えられた茶室で茶の練習をした浅井三姉妹だ。
「おいしゅうございます。」
茶々が入ってきた。
ん?茶々と家康。これは俺の知っている歴史だとやばいぞ。まあいい。
「茶にございます。」
家康は茶を飲んだ。
それを見て、茶々はほほえんだ。
「ぐっ。」
畳に茶が広がった。
俺と蘭丸で遺体処理をした。
もう一度言いますけど、主人公こわっ。