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二つ名のオンパレード

【βテストのセーブデータが残っています。使用しますか?】

今さっきまで居た女神の声がそう告げた。

女神の施しって本当に女神の施しだったのか・・・・。


はいを選択してβテストで得たモノをいくつか受け継ぐ。

【ではβ同様の心構えで・・・。】


ラグがほとんどなく始まりの町の噴水広場に降り立つ。

とほぼ同時に隣にエリスも出現した。

「早いな。エリス。」

僕の予想ではあと数分は掛かると思っていたがβ版の特典を引き継いだだけの俺と全チュートリアルを済ませて来るエリスでは比べ物にならほど時間が違うはずだ。

「・・・だってかなり簡単だったよ?言われた事。」

「マジかよ・・・・。」

と談笑していると囲まれているのがわかる。

「何の用だ?」

取り囲んでいるであろう全員に殺気を当てる。

【死神 の公式二つ名を得た】

?死神は欠番か。

「お前さんに用がある訳じゃねぇよ。」

そう言いながら噴水裏に居た男が斧を振りかぶりながら跳んで来る。

(エリス、今からお前を超新星というクランハウスまで飛ばす。そこにいるソウとスミにシンの装備一式を持ってくるように頼め。)

(・・・分かった)

コレで大丈夫だろう。

(筋力増加 身体強化Ⅹ 遠投 投擲 剛力)

心の中で現実で使えるスキルを唱える。

「頼んだよ、エリス」

そう言いながら空間把握したクランハウスにエリスを飛ばす。その反動を使い斧使いの鳩尾に拳を入れる。

レベルが低い所為か思っていた威力は出なかったがそれでもβからの引き継ぎはきちんと確認できた。と安心していたら矢が向けらら放たれたのでタイミング良く握り潰す。そしてそのまま鏃のみをその方向に投げ返す。それと同時に路地裏に入る。


路地裏に入り込み壁走りなどを用いて撹乱しわざと一撃くらいそのプレイヤーを無力化する。が

やはり素のステータス差は覆せれない。

インベントリには初心者用の武器以外は1枚の札しかない。それ以外は全てクランハウスの保管庫の中だ。

ちやりたくは無いが足に魔力と闘気を込める。更に筋力関係スキルなどを全て発動させる。

【剛毅 の公式二つ名を得た】

そうかい。

そう思った時だった。一枚の札が僕の元へと飛ばされそれを掴み見上げる。

「悪いな。少し遅れて。」

「大丈夫だっつーの。それよりシン兄ぃの方がヤバいだろ。」

「ん、後で事情は説明して貰う。 女帝技 狂乱の鞭」

「戦車技 降槍」

「《還れよ・夢幻の彼方に・迅来を持って》」

順にソウ・スミ・エリスの技が刺さる。いや待て何でアイツ魔術を

《とあるプレイヤーが魔術の行使に成功した為該当プレイヤーに公式二つ名 魔術師を与えます》

ですよね。そんな気はしていました。で

《愚者が復活しました》

《剛毅と死神がとあるプレイヤーの二つ名になりました》

僕も一気に3枚の札を有効化する。

「まさか・・・愚者だと・・・。」

「はいその通り。僕は執行者 愚者のシン。いやトリオ《愚者・剛毅・死神》のシン。」

「「何か生えてんじゃん。」」

幼馴染二人ソウとスミの言葉が地味に刺さる。

ちょっとエリスに対して変な目を向けた奴らには鉄槌を

「ということで黄泉送り」

「「?」」

「・・・・」

「俺らは無視か!」

愚者の札を見て驚いた男以外は僕の存在を知らないらしい。その為切れたのか止めようとする奴を振りほどいて襲ってくる。

がその前に死神に込められたその力が発動される。

黄泉送り

マスクステータス差が1000以上ある事で発動され10000以上だと確定で効く。

僕のマスクデータの最大値は1億位。現状1000万分の1以下に抑えられているがそれはレベルが上がれば簡単に追いつく。

いくら世界の挟間を超え幾千の時を得て果てしなく闘い続けようと最大値のデータは脳波に現れる。それ故一般的に知られている地球以外を訪れた事がある存在は地球の法則から外れる。だが女神の施しは銀河を統計する女神が創った機械は封印状態なんて関係なく素の状態で全ての計算される22枚の神祖級ヴルガーダの装備品は

「愚者特性 敵対皆狩」

僕にとってこの上ない武器となる。


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