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VRMMORPG
それは仮想現実に作られた世界を旅する事が出来るゲームである。
本来は医療目的として造られたが多数のゲーム会社が参入し様々なゲームを造り出した。
その中でも頭一つ抜き出ていたのは
『AVOTHER EARTH ONLINE』
完全操作性を謳うこのゲームはβテストの応募に約数千万人が世界中から応募した。
その中で幸運な二万人はこのゲームのβテストをプレイする事が出来た。
更にその中でも特殊すぎる一定のプレイヤーに常に最前線に居るプレイヤーにトップ生産職と謳われるプレイヤーに運営は公式に二つ名を与えた。
彼らのプレイ動画は公式ホームページや有名ユウチュウバーやニュース番組などで放映された。
完全操作性を謳う証明のそのプレイヤーたちは示した。
その約3カ月後にサービスを開始する本サービス用のソフトにも超大量の応募が殺到した。
その3カ月後。
β最強と名高い愚者と最巧の名無しは未だにログインされておらずチートやNPCを疑われたがクラン「超新星」に所属する「戦車」のソウに「女教皇」のスミが否定をしたことで愚者と名無しの存在は確定された。
そんなある日
「だって貴方の婚約者のエリスが是非にと言うのよ。諦めなさい。」
「帰還は自前で出来るんですが・・・電力とネットワーク接続はどうやるんですか?流石に量子力学に電気界で天才と称されている僕でも異世界からネットワークを持ってくる事は出来ませんよ。」
「「・・・・」」
目の前の女神さまと隣に居る婚約者からのジト目がきつい。
出来るモノは仕方ないだろ。実際にレモン電池はどんな魔境でもレモン2種の電極と導体それから電球があれば反応し点灯する。こんな事は高校一年生なら誰でも分かる事だ。特殊事情で学校に通っていない僕でも分かる事なんだし。
「ゴーレム発電機と僕の能力の一つ纏雷に地熱発電所に水力発電所等の発電施設は既に不浄の地造っておいたから何ら問題は無いけど。」
「・・・」
女神さまはダンマリ。
「・・・・其処なんですね?」
と婚約者からは諦めの視線が刺さる。
「問題はネットワークの方ですよ。第三界位のモノを第四界位に持っていくのは不可能に近いんですけど。それも長期的になんて。」
「ええっと女神さま。本当にそうなんですか?」
というよりも電波を収束するとか魔力集束光線なみに難しいんですけど。それを銀河系の縦を超えてやれとか僕の処理能力でも脳の過負荷で焼け死ぬわ。神再生に神破壊成長のスキルレベルが鬼のように上がるだろうがそれでも追いつく事は無いと思うぞ。
というかそんなことしていると流石に政府にばれるんだよな・・・メンドイ。
「そこは私がやりますよ。貴方が支配している世界と迷宮を経由すれば女神の施しにネット接続は出来るわよ。」
「あっ!」
完全に忘れたいた。何だかんだで支配し過ぎな僕は既に亜神に手を掛け取り寿命の概念をほぼ捨てている。当然婚約者のエリスに美玲にもその事を話しているが・・。
というよりも支配点にはWIFIが完備してあり機密情報をやり取りする際には此処を必ず通す。それにより英国の情報だろうが米国の情報だろうが簡単に盗みだせる。それゆえのコードネームは認視不能。
忍者かお化けの類だと各国首脳人に思われがちだが第三次世界大戦未遂では能動発動型機雷で敵軍(反乱軍的な奴らで元凶)の約6割を無力化するという偉業を成し遂げているのだ。
まぁ美玲に宗大の誘拐疑惑があったのでコテンパンに死滅させた所で何ら問題は無いのだよ。燃焼禁止空間を造り上げれば木偶の坊だ。いくら格闘術があろうと指弾と超遠距離射撃に白兵戦が叶うはずが無い。例えるなら拳銃一つで核ミサイルを迎撃しようとするレベルだ。
「じゃあ、いってらっしゃい」
「うん征ってくる。」
「何か言葉が違う気がしたが気のせいか?」
そう言いつつも僕もログインする。