表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

先のイベント

「愚者剣技 追刃」

「魔術師技 砲魔弾」

「戦車技 全装武」

全プレイヤーの前に立ちそれぞれが持つ事を運営から許された究極の技を何の躊躇いの無く放つ。

「おっお前等は・・・・プレイヤーじゃないのか?」

とプレイヤーの中の1人が苦し紛れに聞く。当然だ。彼らが放ったのは全てが高威力の技だ。いくら廃人プレイヤーでも当たり所が悪ければ死んでしまう。

「?あぁその話か残念だが僕を《愚者》を筆頭とした公式二つアルカヌームは全員ボス側だけど。愚弓技 剣矢」

先程一番最初に技を放った男がその剣を矢にして穿つ。

彼の名はシン。このゲームANOTHRE EARTH ONLINE(通称AEO)のβテスターでありその頃から運営から公式に与えられた二つ名愚者を持つチート級プレイヤーである。彼に寄り添う様に立つのは同じくβテスターでシンの幼馴染のミス。二つ名は女教皇。もう1人はエリス。シンの婚約者で在り異世界の王女様でもある。二つ名は魔術師。どちらも美人でありその二人を侍らせているように見えるのもシンに攻撃が集中している理由でもあるが彼は今だその攻撃をまともに食らってはいない。

「簡単に言うと君たちは22人のボスを1週間以内に全員倒さない限りイベントクリアとは言わない。

戦車技 無限矢」

シンを援護せんと長弓から矢を山形に放ち後方に居た魔法職や生産職に初心者を一瞬で殺したのは戦車のソウ。スミの双子の妹であり完全物理職である。彼は一対多において全攻撃を受け流し全ダメージを無効化する。

「と言っても被りがあるから何とも言えないけど。ルナ アポローン」

「「レゾナンスキャスト 月華陽光」」

ソウとシンの後ろに守られるように立っていた太陽を思わす少年アポローンと月を思わす少女ルナが手を繋ぎそれである方向・・・シンとソウの間を指す。するとその手から紅金と蒼銀が入り混じるレーザーが突き刺さる。

「じゃあ死体蹴りで―――愚者の灯」

月華陽光でも大ダメージを負いかなりのプレイヤーが脱落したがその上に愚者が直々に放つ炎が落される。

「愚者の掃天」

「エクスプローラーオーバーレイ」

「聖典の威光」

「閃砲」

この他にも大量の戦技や魔法に魔術といろいろと放たれる。



「オーバーエレメント」

愚者と呼ばれた少年が唱えたそれは

「おいおいシンお前・・・。」

「愚者を捨てた訳じゃないが?」

ソウと呼ばれた少年が怖がるように聞くが回答は予想外の所から返って来る。

「・・・根源魔法ですね。魔王を倒した時に手に入れヤツですね。」

「・・・エリスさんネタバレは止めて欲しいんですが。」

「勇者になったって本当だったのか。」

「疑ってたのかよ・・・そろそろ魔力も溜まって来たし還るよ。」

「にしてもお前って本当にそう言うオカルト現象ホイホイだよな。」

「ん、でもお陰で助かった。」


そして彼らは最終日まで誰ひとりとして倒される事は無かった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ