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22 800円の価値
心の声を殴り書きにしてきたノート
残りページも少なくなってきた頃
同じノートが欲しくなった
書き心地、形状、重さ
栞のように挟まれた色の違うページ
どれも完璧だった
いつ、どこで買ったのか、思い出せない
心当たりのあるお店を回ってみた
中々見つからない
4箇所目に寄った
文具店の展示コーナーで
ようやく見つけた
800円
その値段を見て驚いた
私はこんな高いノートを買っていたのか
そんなノートにあんなこと書いていたのか
「もったいない」は出なかった
私の言葉に800円の価値がついた
書斎に置きたいノートを集めたコーナー
外国産のものをはじめ、珍しいものばかり
目的のノートは赤、青、緑の3色ある
置かれたスペースからすると
各2冊ずつ計6冊あったようだ
青が一冊ない
当然だ
私が持っているから
赤を一冊手に取る
私だけだ
価値を知っているのは
このノートを買った過去の自分
ノートまるまる使って心の声を書き続けた自分
その言葉に価値があることに気づけた自分
おめでとう
今度行ったら全部買い占めようか
値段以上の価値があるから
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