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14 喫茶店
黄ばんだ壁に背もたれが硬い椅子
車が通るたびに揺れる照明の光
全てがアンティークの喫茶店
濃ゆいタバコの香りに
ミルクの膜が張ったアイスコーヒー
全てがパーフェクトの喫茶店
新聞をめくる音に空調の音
氷が踊るグラスの音
全てがミュージックの喫茶店
窓際のただ一つのソファ席に
入れ替わり立ち替わりくる客
わずかな笑みをたたえ
彼らに話しかける店主
どっちが先に気づいたんだろう
この価値に
どっちが先に築いたんだろう
この価値を
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たまたま入った喫茶店が、物語が起こりそうな雰囲気の素敵なお店でした。




