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プロローグ

どうも、クロキダンカーです。あらすじにも書いたとうり処女小説です。読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。

 「ここが会場か、人しかいねーな。よし、帰ろうぜ!!」

 俺─黒木空くろきこう─はつぶやいた。

 「そりゃそうだろ。なんたって日本中が注目してるゲームなんだから。それからすぐに帰ろうとするな。頼むから・・」

 俺のつぶやきに反応して引き留め、説得してるのは友達でゲーム大好き人間の天地優作てんちゆうさく

 俺をこの人だらけの会場に連れてきた張本人であり、俺の悪友だ。

 さっき優作が言ったとうりここは日本中が注目しているゲームのある会場だ。一般の人よりゲームが好きだが(戦略系のみだけど)新しいのが出たらすぐに飛びつく優作ほど好きではない俺がなぜこんな最先端ゲームのある場所にいるというか連れてこられたのか2日前にさかのぼる。



~2日前~

 「俺の名前を使って応募したら当たっただと!?」

 目の前に居る優作の告白を聞いて俺は大声で叫んでいた。

 「ちょ。声がでかい。少しは場所を考えろ!!」

 優作の言葉で周りを見るとみんなが俺を見ていた。ここは大学の学食だ。時間もお昼時なのでひとが多かった。

 「ああ、悪い」

 て、なんで俺があやまってんだよ。とりあえず優作の頭をはたいておく。

 「とりあえず、詳しく話してみろよ」

 促すと詳しく説明し始めた。

 今までのゲームは画面を通してプレイするものしかなかったが、今回応募したゲームはコクーンという装置の中に入ることで脳の神経かなんかをどうにかすることでバーチャル世界にとかよくわからん説明をしはじめた。簡単に言うとゲームの世界に入りプレーするゲームで五感を感じられるらしい。俺はよく知らないが小説にはよくあるものらしく(VRMMOというらしい)それを初めて実現させたゲームだから是が非でもプレイしたかったので応募はがきをだしたんだそうな。

 「ふ~ん、夢のようなゲームなんだな。で、なぜに俺の名前を使った?」

 「え、だって1人応募はがき1枚なんだよ。僕の名前で1枚君の名前で1枚そのほうが当選確率高くなるからにきまってんじゃん」

 お前なにバカなこと言ってんの?てきな口調で俺に言ってきた。

 「だったら何も俺じゃなくてお前の親とか弟の名前使えばいいだろ」

 俺の反論を聞いた瞬間優作は「はぁ~」とため息をついたあと

 「ソラは何も知らないからそんなこと言うけど今回の応募は年齢制限があって18才以上って決まってんの、だから中学生の弟の名前使えないの。それに僕が親と仲悪いのしってんじゃん。名前だけならまだしも今回は個人を証明するもんとか筆跡とかのチェックが厳しいんだよ。」

 (いまさらだけど優作は俺をソラ、俺は優作をユウとよんでいる)

 そうだったユウの家はちょっとしたお金持ちの家でいろいろ強制してくる親に反発してるユウと親は仲がわるかったんだ。悪いことユウに言ってしまったと思うと同時に今ユウの言葉の中に気になる単語をみつけた。

 「親の事はすまない。けど今お前個人を証明するものや筆跡のチェクが厳しいとかいわなかったか?俺の名前で出したのが当たったと言っていたてことは個人を証明するものや筆跡の厳しいチェックを通ったということだろ。けど俺はお前に今日言われるまで何も知らなかった。さて、天地優作お前何をした?」

 この上ない笑みを浮かべて言ってやった。前に俺は笑って言った方が怖いと言われたことがあるからね。

言われた方のユウは顔をひきつらせながら教えてくれた。

 「いや、ちょっと学生証のコピーを1枚と巧妙に細工したトレッシングペーパーを使ってばれないようにごまかして書いてもらった。」

 「学生証がいつの間にかなくなったと思ったら戻ってきたり、一時期お前がやけにこれにちょっと書いてとか言って紙持ってきてたのはそのためか」

 俺はあくまで笑顔を崩さない。けどもう済んじまったことだしこれ以上はきのどくだなとおもった。

 「ま、もういいや。済んだことだし。お詫びに今夜夕飯おごっること」

 「・・・・はい」

 ユウも少しホッとした顔をした。まぁ俺も悪魔ではないから夕飯はラーメンにしよう。

 「で、この後俺はどうすればいいんだい?ユウのことだからどっちが選ばれても自分がゲームに参加できるように考えたんだろ?で、自分が参加するためには俺の協力が必要だから俺に告白したんだろ?」

 そう、ユウはこういうとこには抜かりがないやつなんだ。

 「うん、実はこの抽選で招待されるのは1組なんだ。申込の時ソラの方にペアとして僕の名前を書いといたから、当日の会場で抽選で当たったソラの身分証と一緒に僕の証明書を出すと僕もゲームができるようになるのさ」

 ちょっとドヤ的な感じで説明された。今回は俺の方が当たったからだけどもしユウの方だったら誰を誘うつもりだったんだろ?答えが俺じゃなかったら嫌だから聞かないでおこう・・・

 「ところで、その当日ってのはいつなんだい?」

 気になることだからきいてみた。なんてったて明後日から夏休みだからね。

 「え、明後日だよ。夏休み初日だよ。」

 ああー今年の夏はゲームで始まるのか・・・。つーか明後日って急すぎだろ。あれ、なんか急にすしが食いたくなってきた。

 そしてその夜俺は満面の笑みですしを食った。帰るときユウは涙目だったけどな!






~今~

 そんなこんなで今俺らはこの会場にきています。受付の列に並んでます。

 「ねーソラさっきからブツブツ1人で何言ってるの?怖いからやめてよ」

 すごい冷たい目でみてきてるよ。そんな目で見なくても・・・・

 そう言えばと、俺は聞こうとしていたことを思い出した。

 「ところでこのゲームの名前ってなんなの?」

 「・・・え?」

 「え?」

 俺は何かイケない事を言ったんだろうか?

 「本気で言ってんの?」

 心なしかユウの目がきつくなったきがした。

 「なぜ冗談をいうんだ?」

 「何も調べてないの?」

 「調べるって何を?」

 この発言でユウの俺を見る目が冷たいめから憐みの目に変わっていった。

 「このゲームは『NewFeeling』て言うんだよ。このゲームの中だと『スキル』や『アビリティー』によって出来ることと出来ない事が決まるんだ。だから、皆事前にどんなスキルやアビリティーを獲得するか調べてだいだい決めておくんだよ。『PK』もあるから気をつけないとね」

 「だいたいわかった。けどなんでサッカーに気をつけるんだ?」

 ユウは最初なにいってんだ?という顔をしていたが何かに気づいたようで大きく眼を見開き聞いてきた。

 「オンラインの経験はないけどRPGは少しやったことがあるって言ってたけど、何やったことあんの?」

 「え、ポ○モン」

 この答えを聞いたユウは俺に対して拝み始めた。小さい声で「ご愁傷様」とか言ってるし。

 このソフトかなり思い出深いんだぞ。死んだらペナルティーくらうし、わかんなかったら人に話しかけると情報をくれるとかいろいろ教えてくれたんだから。



 受付で本人確認された後筆跡も調べられたが問題なく通された。受付にはマジで俺の学生証のコピーが置いてあったけどな・・・

 その後スタッフの人に俺らは案内されて自分のコクーンに向かって歩きはじめた。自分のコクーンにつくまでプレイヤーと思われる人を見かけた。緊張してる人やちょっとチャラそうな人など様々だ。確かユウの話だと今回のプレイヤーは約2万人近くいるらしい。

 けどユウの言ってた通りみんな『スキル』や『アビリティー』は考えてあんだろうな。ま、チュウトリアルみたいなのがあるだろうから何とかなんだろ。

 そう考えている間に自分のコクーンについた。外見はカプセルみたいな感じで、中にはいろいろなコードがあるヘットギアが置かれてたが、パッと見た感じはロボットの指令室見たいだ。

 「こちらが黒木様、天地様のコクーンになります。お決まりでしたらこちらに設置先の住所をおねがいします」

 そう言って俺たちにスタッフの人は紙を渡してきた。

 「今日ここでプレイするんじゃないんですか?」

 俺は不思議に思って聞いてみた。だって今までのユウの口ぶりからしたらここでやるみたいな感じだったじゃん!

 「いいえ、今日は専用のコクーンの引き渡しだけです。ゲーム開始は1週間後の8月8日の正午となっております」

 知らなかった。けどいきなり設置場所とか言われても俺1人暮らしだから場所ないぞ・・

 「ここにお願いします。2つとも同じ場所に設置する予定だったので」

 そう言って住所を書いた紙をユウが渡した。こいつ今日からプレーしないことを知っていたらしい。

 「わかりました。2つともこちらの場所に設置するよう手配いたします。2日後には設置完了となるかとおもいます。なお、ゲーム開始時刻までにキャラクターの設定が完了していない場合ゲームに参加できませんのでご注意ください。設定に関してはこちらの本に書いてありますのでお読みください。何か質問はありますか?」

 そう言って大学ノートぐらいの本を渡してくれた。

 「いいえ、特にないです」

 「そうですか、では本日することは全て完了しました。お疲れさまでした」


 こうして俺はゲーム『NewFeeling』をプレイすることになった。

 後に何が起こるのかこのときは何も知らない。



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