チームの方々
「ガハハは!!
相変わらず乳繰りし合っとるのか!」
ジジくさい馬鹿笑いが聞こえます。
若い美女2人は嫌そうな顔で振り返ります。
声の主は、エズラント魔法会の頭です。
マルク・ガーライド。
白髭のちっちゃいオッサンです。
「どうじゃ?儂にも1つ・・・」
言い終われませんでした。
「きゃ~!!お爺ちゃんエッチ~!!」
「頭、セクハラは許さねぇぞ!!」
ステラは自分の大鉾に手を伸ばしました。
ちなみにステラは、昨日ここに自分の武器を忘れて来ちゃったんです。
ドジですね。
「待てぃ!」
馬鹿でかい声です。
この馬鹿でかい声の主はアルク・ガーライド。
脳みそまで筋肉で出来てそうな馬鹿です。
「アルク!お爺ちゃんになんとか言ってよ!そのくらいの学習能力はあるでしょ!」
「テメェのジジイはテメェでなんとかしやがれ!」
酷い罵声です。
実は、頭とアルクは血の繋がった孫とお爺ちゃん関係なのです。
その為いろいろソックリです。
「じいちゃん!」
またでかい声です。
うるさいです。
「リリィのオッパ・・グフッ!」
「言わせるかぁぁぁぁ!!!」
ステラキック炸裂です。
「あたしのオッパイはステラのものよ!」
何か無茶苦茶言ってます。
「知らん!てかいらん!」
「ぬわぁにぃ?!おいステラ、どういうことだ!」
「いーから黙れ筋肉馬鹿!」
踵落とし炸裂です。
「お前も見てないでなんとかしろ!」
ステラは急に近くのテーブルで一部始終を観察していたメガネ男に話題を振りました。
彼はフィルネット・シュナイダー、通称フィルです。
メガネを掛けたイケメンさんです。
フィルは口から飲んでいたコップを下ろした。
「あ?」
「あ?じゃない!なんとかしろ!」
「知らん」
「あ~?」
「あたしのオッパイ触んないで~!!」
「まだ触ってはない!ちょっとでいいから・・・」
実にキャラの濃いチームです。