第5話 瞳さんから、公開告白
なんで、どうして、瞳は、あ、私もう、終わったのだ、私の恋は終わったのだと
翌日の放課後!あらためて、野球部の部室に集まった。
今日も元気に、勢いよく八重が、扉をあけると
どーーーーーーーーーん。
由良・・・。片手しか使えないから、力の加減ができないのだろうな、
またしても、先にいた、せんさん、瞳さんはびっくりし
せんさんは、ペンを落とし、頭を下げて、ペンを拾うと・・・
あ、今日はベージュのパンツ
え?今足、開いたよね?閉じていた、
足を、開いたよね、パンツ、みえちゃっていますが
せん は顔が真っ赤になっていた。
嘉位
「今日もありがとうございます、引き続き、せんさん、瞳さんを先生でお願い致します」
せんは、瞳さんに目で合図し、
瞳
「それでは、さっそく始めましょう」
瞳さん:
「問題」
サイコロを2回振るとき、出る目の和が8になる確率を求めなさい。
1. サイコロを2回振ったときの全ての結果
八重!!
「運!まぐれ!と言いたいところですが、昨日の私とは違うところを、是非!」
佐伯も、自信満々であった
瞳
「それでは、スタート、出来た人から挙手してください」
すぐに、香織、桜井は挙手した。
佐伯、八重も、5分程かかったものの、挙手した
瞳
「はーい!皆さん、昨日とは別人ですね、早いです、では解答を佐伯さん、お願い致します」
佐伯
「はい!先生!13.89% です」
瞳
「佐伯さん、正解!皆さんは?」
楓、由良、嘉位は、それぞれの解答をみて、OKサインを出した
瞳
「すばらしい!昨日の解き方、理解できています、これであれば、週明けテスト大丈夫ですね」
「もう、大丈夫です。時間が足らないで解答用紙が空白という事もなくなるでしょう」
「せっかくですから、2年前の過去問題を、1年生下期をお配りしますから、やってみてください。」
「かなりスピードがあがっているはずです」
瞳、せん
「うん、皆さんこの短時間で、80点以上取れています。」
「細かいミスはドリル方式で、ゲーム感覚でやっていくと、良いですね」
「すばらしい、拍手!」
嘉位も、由良も、納得して、俺ら出る幕なかったなと、笑っていた
八重は、気になっていたこともあり、
正直、おせっかいかな、とおもいつつも、
お礼を込めて
八重は、由良に良いかな?と目で訴え、
由良もOKと
八重
「瞳さん、せんさん、お二人は、お付き合いなさっているのですか?」
せんは、びっくりして、・・・え?!と八重を見ると
瞳は
「付き合っている、付き合っていないを、言葉で表すならば、ないです」
しーん と 静まり返っていた
瞳は続けて
「いつも、せん と 一緒にいるのに、わたしの気持ちに気づいてくれないのです」
「気づいてほしい、そぶり は 何度もしているのに」
瞳は、
「わたしは、せんの事が大好きです」
「せん は 私の気持ちに気が付いていません」
桜井!(わ、みんな居るのに、宣言しちゃっている、すごいな、瞳さん、こりゃ、せんさん、引けないぞ)
佐伯(すごい、これは公開告白)
かずき(きっかけが欲しかったという、事かな、さて、せんさん、引けないぞ、ここで、引いたら、許さないぞ)
せん
「ごめなさい」
瞳は、あ!え!となり・・・
駄目だったの
だったら、どうして
いつも、一緒にいるの
手をつないで一緒に居たり、
おしゃべりするのも、いつも、二人きり!だし
なんで、
どうして、
瞳は、あ、私もう、終わったのだ、
駄目なのか、
あ、なんでだろう
あの時も、一緒に昨年の文化際だって
二人で回ったのに
どうして、
瞳は。こらえきれず、涙がこぼれていた
静まり返った、部室
せん
「ごめんなさい」
せんは、あらためて、同じことを、・・・
瞳は、泣いていた。
野球部の部室も、予想外の展開に、しずまりかえり
八重は、しまった、余計な事を、
わたしがしなければ・・・どうしようと、由良に目で訴えた
由良は、問題ない。と目で返した。
八重は、そんなことないよ、わたしだって、勇気だして由良に・・・。
怖かったのに、それが、同じようになると、思い込んでしまって、・・・
せん は 続けて
「言葉に、表して居なくて、ごめんなさい」
「僕も、ずっと、瞳さんが好きです」
桜井、佐伯、楓、え!えええ!えええええええ!――??
せん
「瞳さん、僕とお付き合いしてください」
瞳は、
もう、涙があふれでいた。
駄目だと思っていたから・・・
瞳は、泣きながら
「宜しくお願い致します。好きです、せん」
と言いながら、
部員が居る前で
二人は唇を重ねた
佐伯と、桜井も涙がこぼれながら、いいなー、いいなー、恋したいな
と
じっと、せんさんと、瞳さんを見ていると
瞳は気が付いて、あ、みんな居るのであったと、
顔が真っ赤になり、いつも二人だけで、
勉強していたから、二人の空間があったわけで
ここは、野球部の部室であった。
由良が、ゆっくりと、やさしく
拍手をしはじめ、
野球部全員が、拍手!!!
「おめでとーーーーう!!!!」
香織
「良かったですね、瞳さん」
瞳は、頬を赤くしながら
「はい!ありがとう!」
せん と 瞳は手を握り合っていた。