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第一話 【佐伯 麗華】恋がしたいの

転入できるの!本当に、え?条件?ってなに?



お葬式が終わった。これからどうしよう、ここ佐賀に居ても、かっこいい人居ないし、

というか、周り何もないのだけれど・・・。佐賀県。

海、お城、あるよ、あるよ!潮風が涼しいもの。

で、デパートは?え、カラオケは?・・・ない。おまけにスマートフォンの電波も悪い。


ここでは、彼氏出来ないよー。



あ、この人の曲の佐賀県、わかる気がする!!!、凄い、凄い、響く、東京に帰りたい。

ここで、アイドルやろうかな


ダメだ、ダメ

おじいちゃん、おばあちゃんが、集まるくらい。

演歌歌手、いやよ、いや、あー、もう。


だいたい、このバスの時刻表なんなの?

朝と夕方以外、空欄よ、く、う、ら、ん

昼間みんなどうしているの?歩くの?2時間、3時間、ありえない。

バスって5分単位位で来るのが普通なのに。


東京で生まれ、和井田中学から和井田学園の進学も決まっていた。

厳格な父と母の元、家では勉強、勉強、勉強。


帰宅して、塾、また勉強。

兄が大学に入る際に、パソコンを買う事になり

ついでに、

ゲーミングPCも買ってもらったことが、唯一の救いであった。


勉強が終わると、どっぷりゲームに浸かって、両親と話す事は無かった

顔を合わせても、テストの結果を聞くそれ位であり、

父と母は怖くて、怖くて、仕方がなかった。


外に遊びに行く時間もない、勉強漬けの毎日、いつも一人で部屋に籠って

勉強といいつつ、ゲーム三昧の日々、それでも成績は良かったので

両親は部屋で遅くまで勉強をしているのだな、その程度にしか思われていなかった。



和井田高校に進学が決まった時である、佐賀のおばあちゃんの病気が悪化し

お母さんと、二人で佐賀に行くことになったのである。

そして佐賀の和井田高校に入学するが、こんな状態でった。



おばあちゃんが、他界した。

小さいころ、夏はおばあちゃんの家で過ごす事もあり、

おばあちゃんの事が大好きであった。


歳も、歳であり、仕方がなかった。


これから、私どうするのだろう。

3年間ここで、過ごして大学で東京に戻る、それしか無いかな。

青春とでも言うの、私の恋は、素敵な恋は、大学生になってからなのだろうな。




そんな時であった、楓から電話があり、東京の和井田学園に転入できる、但し、条件が…。


佐伯

「マスター、本当に、行く、行く、なんでもやる、早くここから出たいの!」

「本当に良いの?私も乗り気では無いのだけれど、プロダクションくれるとお父様が言うから、手伝って、それだけ」

佐伯

「もちろん、なんでもやる。やる。ここにると、彼氏出来ないよー」



そして、和井田学園に転入するわけだが

佐伯(ここも駄目じゃない…御手洗君は中学校で36人フラれているから、近づけないし)

(石井君は彼女いるらしいし、え?…あ、あの人が、へー)



月日が過ぎ、1年間。特に恋する事もなく、大学生になるまで諦めるしかないと思い始めていた。

一方、渦中の香織と、キャプテンは結ばれ、副キャプテンと八重も結ばれ、マスターと連君も結ばれていた。


わたし、恋愛浪人?浪人ですむの?え、もしかして、私って魅力なし?


ふとした意気投合から、野球部のマネージャーになった私。

今日が入寮説明会であった。準備は万端、マニュアルも全て整備して、暗記している。

野球のルールも覚えた。


入寮説明会が、はじまると


麗華が目にしたのは、

そう、一人の男の子、野球部に入部してくる、



無意識に、男の子を、ずっと見つめているのであった。




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