ネバーソング
クリア日 2月21日
冒険パズルアクション、またはサイコアドベンチャー。
バットを持った少年が主人公のアクションゲームです。
バットを持った少年とか、古いのどかっぽい町並みとか、ちょっとMOTHERっぽい雰囲気ありますね。ゲームはアクションですけど。
少年ピートがガールフレンドのレンと遊んでいるとレンが誘拐され、ピートは殴られて昏睡してしまいます。目覚めると村から大人が消え、子供だけの世界になってモンスターが現れました。
ドクタースマイルなる怪人がゆく先々で現れ、鳥かごに入れたレンを連れ回します。
ピートはとうぜん、ドクタースマイルを倒してレンを取り戻すのが目的です。
アクションは基本的にバットを振るのとジャンプのみです。面が進むとアイテムを手に入れ、面クリアに必要なアクションが増えていきます。
ゲームの流れはまず、ダンジョン侵入条件を満たして侵入、ボスが眠っているので条件を満たして起こす、そしてボス戦です。ボス戦が終わると楽譜を残すので、その楽譜どおりにレンの家でピアノを演奏すると、つぎの面へ進むのに必要なアイテムが手に入ります。
ボス戦はラスボスのドクタースマイル戦をあわせて4つ。少ないといえば少ないですが、飽きる前に終る、ほどよいボリュームといえましょう。
アクションや謎解きは難易度が低く、これまでゲームをしてきた人なら詰まることなく進んでいけます。謎解きも攻略サイトに頼るほどではなく、だいたいわかります。
サクサクと進んでとてもおもしろかったのですが、ストーリーはさっぱりわかりません。
悪の親玉、ドクタースマイルがなんだったのか、最後までわかりませんし、タイトルのネバーソングというのもどういう意味かわかりません。
大人になった主人公が書いてた小説のタイトルらしいですが、それしかわかりません。
どうして子供ばかりの村になってしまったのか、大人はすべて怪物になってしまったのか、そういうこともわかりません。どうやら主人公の精神世界でのできごとらしいですが、そうするとまたドクタースマイルが正体不明です。
結末はあいまいで、どうとでもとれる終わり方です。
主人公もレンも死んでいる、とすることもできるし、両者とも生きている、ともとれます。
ストーリーはこのようにわやくちゃですが、アクション部分はおもしろかったので満足です。特に不満はありません。
面白かったです。それほど難しくないアクションと謎解きで、軽く頭をリフレッシュしたい人におすすめです。